三ツ谷くんはデレデレに甘やかしたい

お買い物デート ページ13

Aside

今日はタカちゃんとデート！
と言っても、私の服を選んでもらおうと思って、ショッピングに誘ったの！

タカちゃんのセンスに間違いはないからね〜！


いつもは家までお迎えに来てくれるんだけど、あえて渋谷駅前集合で、デート感を出したいって要望にも応えてくれる彼。
控えめに言って最高です…！



『タカちゃん、お待たせ〜！』

三ツ谷「お、A。誰にも絡まれなかった？」

『大丈夫だよ〜！過保護なタカちゃん出てる！』

三ツ谷「可愛いからいつも心配してんの。」

『ふふっ、ありがとう！』


そう言ってタカちゃんの腕にギューっと巻きつくと、私のおでこにチュッとキスが降ってきた。


『こ、こんな人の多いところで！！』

三ツ谷「だから唇は我慢したけど？」

『もう！！そういうことじゃないの〜！！』

三ツ谷「ハハッ、悪りぃな。そろそろ行くか？」

『後でフラペチーノ奢ってもらうからね！』

三ツ谷「はいはい、いつものな。」

『わーい！タカちゃん大好き〜！！』


そんなこんなで何軒か服屋さん見て周ったけど、どれもこれも可愛くて全然絞れない…

とりあえずカフェで休憩を挟んだ。

『ごめんね、タカちゃん。色々選んでもらってるのに決められなくて…疲れたでしょ？』

三ツ谷「ん？Aが悩めば悩むほど、Aと一緒にいられる時間が長くなるから、俺は嬉しいけど？」

『私の彼氏はなんてスパダリなんでしょう…とてもキュンとしました///』

三ツ谷「それは何よりで(笑)」

『いつもありがと〜！大好きだよ！』

三ツ谷「俺も好きだよ。」

『ということで、2軒目に見たあのセットアップにしようと思います！』

三ツ谷「あれは腹が出てるからダメ。俺は選んでないし。」

『今の流れだったら、いいよってなるはずだったんだけど！』

三ツ谷「ならない。」

『タカちゃんのケチ！』

三ツ谷「さっきは彼氏がスパダリ〜とか言ってたの、誰だよ(笑)」

『それとこれとは話が違うので！』

三ツ谷「わーったよ！！俺がAの納得いく全身コーデしてやるから、とりあえずあれは諦めろ？」

『ん〜、それで手を打とう！』

三ツ谷「俺の彼女、ホントちょろくてマジで可愛い。」

『それ褒めてる？貶してる？』

三ツ谷「大丈夫、ちゃんと褒めてるから。」

『なら許す〜！ありがと、タカちゃん！』


結局私はタカちゃんに選んでもらった、ワンピースとサンダルを握りしめて帰りました(笑)

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