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9#それでも貴方は兄者を愛し続けてくれました。 ページ9
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いよいよ式本番
俺の隣には、Aさんがいる
"世界一綺麗な花嫁さん"と言っても過言ではない
それくらい美しい
不意にも、Aさんが声を掛けてきた
「凛月くん、ありがとう」
「え…」
「いつも、どんな時も、私の傍に居てくれて
零さんにフラれた時
零さんと喧嘩した時
私の傍に、凛月くんがいたから、私は前を向けたから、想いが通じたと思うの…
本当にありがとう」
俺の方を向いて微笑むAさんを見た
その流れで、俺の口は動く
「Aさん…俺、」
──俺、Aさんの事がずっと好きでした。
俺は、そう言おうとした
一生言わない、そう決めた
俺の想いは、ずっと心の中にでも閉まっておこう
だって、この想いは叶うはずはないから
「？」
「俺、Aさんの義弟になれて嬉しいです」
今思いつく言葉で、俺は俺の気持ちを殺した
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10#貴方に対して、やっと恋が芽吹き始めた兄者。→←8#兄者はそれに気づかず、何度貴方を傷付けた事でしょう。
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猫愛りあ - 泣いちゃうじゃないか！！ (2月12日 19時) (
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作者名：愛の死神 | 作成日時：2019年7月20日 17時
