【朔間零】魔王の償いと想いの１ヶ月 (ページ7)

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７日目ページ7

敬人君と英智君、日和君にジュン君と会話を楽しんでいると、敬人君が神妙な面持ちで、聞いてきた。

敬人「……A、少しいいか？」

貴方「ええ、いいけど……？」

私は別段断る理由もなかったので、この誘いをうけた。

英智「A、何処かに行くのかい？」

日和「早めに帰ってくるんだよ………！」

ジュン「行ってらっしゃい、Aさん。」

3人に見送られて、私は敬人君と生徒会室を出た。

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敬人「すまないな、お前に会いたいと言ってる奴らがいるんだ………いいか？」

私に、会いたい………？一体だれなのだろう？

少し、嬉しかった。

こんな私に、会いたいと思ってくれるだけで、嬉しかった。

貴方「ええ、大丈夫……。」

ふと、一抹の不安を抱える。

もし、あの人がいたら＿＿＿＿＿

敬人「心配するな。あの人はいない。

いたらAが苦しいと思ったんだろう。

彼奴らなりの配慮だ。」

敬人君達の心遣いに、胸を打たれた。

貴方「ありがとう………。」

敬人「さあ、入れ。待ってるぞ、お前の……Aのことを。」

気づけば、3年A組の教室まで来ていた。

私は、敬人君に言われたとおり、扉を開けた。

貴方「え………」

そこにいたのは、今や3年生となった彼らだった。

元五奇人………王様………元Fine………沢山いた。

私の思い出に刻まれた人々全員がそこにいた。