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『つまり、俺には特殊な力があるってこと?』
皐月は一通り話を聞いた後に
そう問いだした
「はい。皐月様は気づいておられないとは思いますが。あなたには審神者になれる力があります。ですからブラック本丸へ行って全てを解決していただきたいのです。」
革は言葉を並べそう答えた
「んで、俺とクロが皐月のお供ってこと」
『お供の意味がわからん』
「俺とシロはお供につくことを仕事としている家庭の一員なんだ。そして俺たちのお供の主がお前だ、皐月。」
シロとクロは
皐月に簡単な説明をした
『……あー もー よくわからん』
しかし 皐月は人の話を聞くのは
あまり好きではないし得意でもない
そのせいかよく適当に返事をすることがある
「皐月様、兎に角、私たちには貴方のお力が必要なのです。ひとまずこちらにお名前を記入していただけますか?」
『……名前、書けばええねんな?』
革はコクリと、うなずいた。
『……はい』
「確かに…………。ではこれで契約成立です」
契約 その言葉に
皐月は少し驚いた
『契約って、名前かいて言われただけやで』
「ですから、審神者になる契約です。事情は全てお話しましたよね?今、貴方がならないとその本丸はつぶれてしまうと。」
革の重い言葉に
皐月は少し動揺しているようだった
「安心しろ。俺とシロもいる。」
『……あぁ。でもなんでその本丸とやらはつぶれるんや?平和とちゃうんか?』
3人はお互いに目を合わせ
こういった。
「「「ブラック本丸」」」
その一言で皐月は
少し勘づいた
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作者名:ぱすてる | 作成日時:2017年10月8日 14時