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story72─赤毛のアン ページ45

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赤毛の少女がゆっくりと、静かに……でも面白げにまた話し出す。



「あたしの名前はモンゴメリ。ここはあたしの異能力で創った空間なの。でも安心なさって。そこのドアから誰でも出られるわ」



少女が指をさしたのは先程の開く扉。少女はにいっと笑って更に云う。



「お仲間を取り返したくなければ、ですけど」

「如何する心算(つもり)だ」

「簡単よ」



そんな少女に、ナオミを連れていかれて大層ご立腹な谷崎君が厳しい口調で問掛けると、少女はにこりと笑った。



「この部屋のアンと遊んで頂きたいの。アン、いらっしゃい」

──────ルーシー・モード・モンゴメリ
能力名『深淵の赤毛のアン(Anne of Abyssal Red)



”アン”。そう呼ばれた異能生命体は、森さんのエリスちゃんとは異なるようで全く同じ”気配”がする。



「アンは遊ぶのが大好きなの。すこし甘えん坊だけれど可愛いのよ?」

「……冗談じゃない」



思わず呟いてしまった言葉は、アンを見て怯え、恐怖に飲まれている人々の声に消えた。
その人々は、開くと言われた白い扉に真っ先に向かっていった。



「あっ、ただし、そのドアから出たら部屋の中のことは忘れちゃうわよ?よろしくて?」



そんな少女の話には耳を貸さず、次々と一目散に逃げていく。そんな様を、私は自分でも驚く程に冷静な目で見ていた。

静まり返る異空間の中、残ったのは4人。
谷崎君に敦君、……そして、彼の人だった。









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うりゅき(プロフ) - 明けましておめでとうございます!モンゴメリちゃんも色々抱えてますからねぇ。いつかは弓月ちゃんとモンゴメリちゃんを絡ませたいです笑 森さんの殺気、どういう反応にするか迷ってるんですよねぇ。今年も私共々この作品をよろしくお願いします! (2019年1月1日 11時) (レス) id: dc3c37d785 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - あと、少し遅れましたが明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 更新お疲れ様です!森さんとの絡みですね〜!敦君は流石です!ルーシーちゃんは、喰種ごときって...泣く...  森さんの殺気どう反応(?)するのか、気になります!次回の更新楽しみにしてます! (2019年1月1日 0時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)
うりゅき(プロフ) - 黒い天使さん» コメントありがとうございます!異能力者VS喰種ですね!私も書きたい衝動に駆られうずうずしてます(笑) (2018年12月28日 18時) (レス) id: dc3c37d785 (このIDを非表示/違反報告)
黒い天使 - 真逆、原作の交差点だとは!トーカちゃんなら羽赫使って自力で脱出しようとするだろうなぁ…って思います(笑)森さんと、どう関わるのか気になります!更新お疲れ様です!次回も待ってます! (2018年12月27日 23時) (レス) id: 79595964d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りうゅき x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sHihamu131/  
作成日時:2018年9月30日 20時

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