【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ７【愛され】

Happy Birthday . (2/3) ページ15

訳が分からず困惑する。

てっきり二人っきりだと思っていたという悲しい気持ちと、
仲のいい岡本と江口がいてちょっと嬉しい気持ち。

複雑だ。


というか本当になぜ二人がいるのだろう。

必死に言葉を絞り出して、出てきた言葉は｢…どういうこと……？｣。

その言葉に、ニィッと口角を上げる三人。

｢まぁまぁまぁ…｣と木村を椅子に座らせる。

さながら美女と野獣の”一人ぼっちの晩餐会”シーンのベルのよう。


すると突然、Aはエアマイクを持ち出し有り得ないようなテンションで喋り始めた。



｢ｯレディイス ゥエエンドｩ ｼﾞｪｴﾝﾄﾙﾒｪﾝ！！｣

木｢おぉどうした発作的。｣

｢えー、これから良平さんレベルアップ会を開催しまーす！｣

木｢あっ ちゃんと年取ったとか言わないでくれてる優しい。｣

岡｢いえーいAちゃん頑張れー。｣

江｢凄かったんですよA。1人でこれだけ用意しちゃうから。俺らのスケジュールも合わせて。｣

木｢…へぇ……。｣

｢まず料理から。っ召使い！！｣

｢｢はいっ！！｣｣

岡｢まずこちらの缶ビールをどうぞ。｣

木｢缶ビール。｣

江｢そしてこちら全てA手作りの料理となっております。｣

木｢手作り！！｣



実を言うと。

ワインか何かでも用意しようかという話になったのだが、誕生日だしどんちゃん騒ぎには缶ビールの方が似合うという結論から缶ビールになったのだ。

と言っても、明らかにAの手作りごはんの方が食いついていたから、どちらでも構わないのだが。









｢さぁっ、今日は呑みますよー！！ビール持ちましたかー！！｣


｢｢いえーーい｣｣


木｢それじゃ…かんぱーい！｣


｢｢｢かんぱーーい！！｣｣｣




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