Happy Birthday . (3/3) ページ16
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木「いやぁ飲んだ飲んだ…」
「あ、えぐっち先輩いいですよわざわざ洗い物なんて。」
江「いや当然でしょこれくらい。」
数時間後。
もうとっくに十二時を回り、木村の誕生日の次の日になった。
まぁそんな小さいこと、酔っ払った四人には全く関係の無い話。
飲めるまで飲んで、
食べれるまで食べて。
あれだけ量があったご飯も、大の男(※よく食べる)が三人もいたからか すっからかんだ。
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今は、だんだんとお開きの匂いが漂っている。
食器を片付け、
机を拭いて。
「そろそろ帰ろっか。」という岡本の一言に、「そうだね。」と一同が同意した。
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岡本と江口の二人はすぐに帰りの支度が出来たらしい。
「先に下で待ってますね。」「ゆっくり来ていいですよー。」と言いながら、「「お邪魔しました。」」と出て行った。
後を追いかけるように玄関で靴を履こうとする木村。
そんな木村の服の袖を、きゅっと引っ張る。
「っ…良平さん…。」と心做し小さくなってしまった声で、彼の名前を呼んだ。
木「A?」
「あっ、ーと…その…」
木「…なーにー?どうしたの急に可愛くなっちゃって。」
「可愛くはないです。…た、だ……。」
木「ただ?」
「…去年、良平さんが私に欲しいって言ったもの覚えてますか。」
木「…え、あー…っと…?」
「覚えてないなら良いんですそれで、ほんとっ…あの…。」
木「…馬鹿、覚えてないわけないじゃん。
くれるの、期待していいわけ?」
「…。」
なんでこんなこと切り出してしまったのだろう。
後になって後悔した。
自分でも自分の顔があっつくなっているのが分かる。
恥ずかしい、とても恥ずかしい。
何も言わないから、何も言えない。
焦れったい。
こんな空気、ずっと耐えれない。
こうなればやけくそだ。
グッと、木村の腕を引っ張った。
そのまま慣れない手つきで、木村の手を握る。
ちゅっ…とおでこに唇が当たる。
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木「Aー料理ごちそうさま。」
「こちらこそ、来年はもっと期待していいですからね!!」
木「ふーんそう?じゃあキスくらいは貰えっかなー。」
「なっ、あ、アホなこと言わないでくださいよ…。」
木「あはは、顔赤。…じゃ俺行くわ。ありがと。」
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木「……照れんだけど。」
「私の方が恥ずかしいですから。」
真っ赤になった二人の熱い視線が、
貴方へのプレゼント。
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小吉。(プロフ) - み ゅ ー ぽ む 。さん» ヲタクが止まらないので続きはTwitterに突撃します笑笑 (2019年8月19日 21時) (レス) id: 1c4af94c04 (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - ねねさん» 堀江私も大好きなんですよ!!!そして上村も!!!だから出しました!!!(欲に忠実) 毎回毎回嬉しい言葉ありがとうございますっ…宜しければリクエスト是非〜! (2019年8月19日 19時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
み ゅ ー ぽ む 。(プロフ) - 小吉。さん» ひゃ〜!なんとなんとっ!私のファンだなんてそんな…申し訳ない…(( 私も倉持大好きです。彼は彼氏力が強すぎる。好き。Twitterは、@myupom_0707 になってます!宜しければ! (2019年8月19日 19時) (レス) id: 60c355a2ab (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - リク受付ていただいてほんとうにありがとうございました………よろしければまたリクしてもいいですか………?みゅーぽむさんの書く浅沼とかえぐとか良平くんとかほりえとか最高すぎて…大好きです………ハァ………(頭を抱える) (2019年8月19日 0時) (レス) id: 1658b791df (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - うわああああああぁみゅーぽむさん、ほりえが!!!!!!!!可愛すぎて頭壁に打ちましたよえぇ!!!!!!最高すぎて、大感謝でもう…ありがとうございます。 (2019年8月19日 0時) (レス) id: 1658b791df (このIDを非表示/違反報告)
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