【男性声優】さ い だ ー が ー る ! ! ６【愛され】

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確かに、百歩譲って。

露出が多かったというのは認めよう。

ディアンヌは元々そういうキャラだし、ちょっとエiッチな方が盛り上がるのも事実。


だってそうだろう。

乱藤四郎という凛々しいキャラクターと、
プリキュアという可愛くて品のあるキャラクター。

どちらも、可愛いとかっこいいに特化したキャラである。

でもファンは、Aの売りでもあるスタイルの良さを生かしたコスプレを期待しているはずだ。

その目に見えない期待に答えただけの話。

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結局、その収録が終わるまでずーーーっと説教は終わらず、｢次の収録があるから｣と逃げる他 道はなかった。



｢先輩、私仕事、仕事押してるんです。｣

鈴｢え。｣

木｢それ先言え馬鹿。｣

｢先輩達が離してくれないのが悪いんじゃないでか！｣

浅｢いーから早く早く、準備。｣

｢あ、ていうか私自分の仕事は自分で決めますから！｣

浅｢へぇ…言うようになったじゃんA。｣

｢私先輩のムスメじゃないんで。｣



んべっ と舌を出して、たったかスタジオから出る。

ずっと説教なんてたまったもんじゃない。
少し過保護すぎるのだ、あの先輩達は。

後ろから｢おいAっ…｣と呼び止められた気がするが、少し腹が立っているので気にもとめない。


外でマネージャーと合流して、次の現場に向かうため早々に車に乗り込んだ。

腹いせに｢…変顔かなんかの写真SNSに上げるか…｣と思ったが、それはタチが悪い。

あと下手したらAの方が炎上するだろう。

｢付き合ってる｣だの、｢同棲？｣だの。


うーんうーん…と何をしてやろうか考えていると、マネージャーが｢あ。｣と何か思い出したかのようにAに伝えた。









マ｢Aさん。コスプレ好評見たいですね、それでまたコスプレ系の仕事が入りそ…｣


｢…あぁ……はい…………。｣


マ｢なんでそんな嫌そうなんですか。｣




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