空き教室 ページ14
そういえば…ここどこ?
話に夢中で気づかなかった…
これ、ヤバイかな…逃げた方が…
モブ「逃げようとしてる?w無駄だよ?w」
『っ…』
どうしましょ、閉じ込められたわ…
モブ「なんであいつらなの?俺の方が君を幸せにできる」
『幸せ…?』
モブ「うん」
『…私は…あの人たちと一緒に居る方が…幸…せ…』
モブ「……は?」
やっぱ、…怒りますよね…
なんか…怖くなってきた…動けない…足が…
モブ「じゃあいいよ、俺のほうが幸せにできるって教えてあげる」
『…ッ』
怖い…助けて…誰か…
モブ「ドサッ!」
『いっ…』
モブさんが私を後ろに押し倒す。
勢いよく倒されたので、背中が痛い。
モブ「…可愛いね」
『やだ…』
逃げないといけないのに…らんに逃げろって…言われたのに…ッ
『やめて…ッ』
モブ「やめてほしいなら、俺と付き合って?」
『ッ…』
モブ「…へぇ、サワッ」
『ビクッ…』
気持ち悪い…吐き気がする…
前にもおんなじこと…執事にされて…
〜〜
昔の執事「お嬢様、おとなしくしてください」
『やめて…ッ』
昔の執事「静かにしないとばれますよ」
『いや…ッ』
〜〜
『…う”ッ…』
モブ「…吐かないで、」
『ッ…』
モブ「いい子、」
『やめて…助けて…らん…ッ』
モブ「誰?らんって」
『ッ…私の…大事な人ッ…』
モブ「俺より、好き?」
『…ッ』
モブ「へぇ、」
『何も言ってなッ』
モブ「チュゥ…」
『ん、ッ…』
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い…
ほんとうに…男は…気持ち悪い。
そのまま、日は落ちて、放課後になっていた。
〜〜
ら「…お嬢様、遅くないですか?」
い「確かにな」
ら「…まさか何かされて…」
暇「…行くか?」
ガラッ
すると教室のドアが開いた
ドアの前には、ふらふらとしたお嬢様が立ち尽くしていた。
服も乱れている…息切れもしているし…走ってきたのか…?顔も赤い…
『…』
ら「!お嬢様!?どうしt…」
『パシッ』
ら「…???」
俺がお嬢様の手を取ろうとしたとき、思いっきり振り払われた。
『あっ…ご、ごめんなさ…』
ら「ッ…お嬢様…?」
『ッ…ダッ』
ら「えっ?ちょ…」
そのまま、お嬢様は走って逃げて行った。
い「…なにがあったんだ…?」
ら「…」
す「ら、らんらん…?」
ら「…ごめん、ダッ…」
す「…あ、」
なんとなく、居心地が悪かったので、俺も走ってどこかへ走った。
教室には、不穏な空気が流れていた。
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作者名:ルカ | 作成日時:2024年1月28日 18時