すちの部屋 ページ1
す「…」
『すち…』
す「…?」
幻聴だろうか…誰か俺の名前を読んだような…
…いや、気のせいか…
『…すち』
す「…」
『おいすち』
す「…?」
彼は後ろを振り向く、すると彼女が突っ立っていた。
『私だよ』
す「へ!?!?」
『そんなに驚く…?』
す「の、ノックぐらいしてくださいよぉ!」
『それは…ごめんなさい、』
…なんか、元気がない…?
いつもなら反抗してくるのに…
す「ど、どうしたんですか…?いつもなら…反抗してくるじゃないですか…お嬢様らしくないです…」
『それはあなたのほうよ』
す「え…?」
俺…変だったかな、
なんか間違ったことした…??
す「…な、なにかしましたかね…?」
『…元気がないって思って』
す「…」
『どうしたの?』
す「いや、さっきお姉様が来たじゃないですか…」
『えぇ、そうね』
す「…その時、彼氏とか…言ってて…」
『…?あぁ、』
す「…なんか…想像できなくて」
『私は彼氏作らないわよ』
す「え?」
『…?』
す「いや、いつかできますよね…」
『…まぁ、いつかね』
す「なんか…俺が知らない人とイチャイチャしているの…見てるの辛いです」
『…言い方キモイわ』
す「じゃあなんていえばいいんですか!?」
『そうね…仲良し、とか?』
す「仲良しと恋愛は違いますよ」
『そうかしら?私はあなたたちの事友達以上、恋人未満だと思ってるけど…』
す「…え??今なんて…??」
『え?友達以上…恋人未満って』
す「…え、ほんとですか!?」
『じゃなかったら私はあなたたちと話さないわよ』
す「!!」
『…?そんな嬉しいの?』
す「嬉しいっていうか…こう…お嬢様がそう思ってたなんて…驚きが…」
『…失礼ね、』
す「…なんか元気出ました、ありがとうございます」
『ちゃんとしてよね、』
す「wはい、w」
『ていうか、私らんにバレると面倒なことが起きるから…早く戻らないと…』
す「…?面倒なこと?」
『…らんが嫉妬するからよ』
す「…あぁ、」
『…はぁ、まったく…面倒くさい人…』
そして彼女がドアを開けると、にっこにこな笑顔でらんが突っ立っていた。
ら「…誰か、面倒くさい人って????」
『ギクッ…!?』
す「…あ、あは…」
ら「…お嬢様、罰です。どうぞ、勉強道具です」
『いやよ!』
ら「罰です!((圧」
『…うっ、』
す「…ど、どんまいです、お嬢様…」
『クッ、絶対許さないわ…』
ら「なんて??」
『…』
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作者名:ルカ | 作成日時:2024年1月28日 18時