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第2話 ページ3

い「なんなんだアイツ…」

ら「いるま、ちょっとは心許しても…」

い「無理。」

ら「うっ…」

い「お前は優しすぎんだよ。少しは警戒しろ。」

ら「だって、、」

い「はぁ、」

い「まぁ、俺はウロウロしてるわ」

ら「ちょ、いるま!?」

い「んじゃ」

ら「あ、」


そう彼は言い残すと、この部屋を出て行った。


ら「…いるま…」

暇「俺もここにいてもつまんねーし、ウロウロするわ」

ら「なつも!?」

暇「逆にここにいてなにすんだよ」

ら「まぁ、そうだけど…」

暇「…」

そう言うと、彼も無言で部屋を後にした。

いつのまにか、この部屋にはらんしか残っていなかった。

するとどこからか、声が聞こえた。


『ねぇーらんー』

ら「!?あ、A…」

『チラッ…らん今暇?』

ら「?…暇だけど…」

『そんな警戒しないでよー』


彼女は俺が警戒してるのを察したのだろう。

彼女は明るい笑顔で俺と話していた。


ら「…」

『じゃーちょっとこっち来てくれない?』

ら「?うん…」

そう言い、らんもこの部屋を後にし、彼女に着いて行った。


『はい!』

ら「な、なにここ…」

部屋は夏というのに少し肌寒く、薄暗かった。

物は意外と片付いており、少し部屋と言っては広く感じる。

『ここは私の部屋だよ!』

ら「なんでここに?」

『らんに聞いておきたいことがあってさ!』

ら「?」

『みんなの能力とか教えてくれない?』

ら「そ、れは…____」



い「お前は優しすぎんだよ。少しは警戒しろ。」



ら「ご、ごめん…それは言えない…」

『!…そっか…w』

ら「俺の能力なら…」

『…らんは、優しいんだね』

ら「やさ、しい…」

『うん!』

ら「ありがとう…」

『みんなの能力は私から聞いてみるよ!それで?らんの能力は?』

ら「俺の能力は…」

ら「桜…かな」

『!…桜…か』


彼女は少しだけ顔を背け、考え事をしているように見えたけど、すぐにいつもと同じ笑顔で俺に笑いかけた。

『おっけー!ありがと!』

ら「何のために聞いたの?」


少し疑問になったので、聞いてみた


『そりゃ、仲深めたいからね、みんなのこと知っておかないと!』

『でも、警戒心が強い子達だから…あまり、ね?…w』


彼女は、少しだけ暗い顔で話した。でも笑顔はいつも通りだ。


ら「…」

ら「Aは…」

『?』

自分でもこれを聞いてはいけないとわかっていた。でも、口が勝手に動いてしまった…。

ら「友達が…いないの?」

『…』

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作者名:ルカ | 作成日時:2023年10月6日 22時

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