【黒バス】完璧！生徒会長ＶＳ不良令嬢【赤司征十郎】

４２、ある種のサプライズ ページ43

きっと今、私は顔が真っ赤で目も腫れて、さっきの心並にぐちゃぐちゃだろう


それでも、精一杯の笑顔で


｢...私、も...赤司征十郎さんが、好きです｣


言ってから、恥ずかしくなってきて目をそらす


...ん？


全く反応がなくって彼を見ると口元を抑えて何かを耐えているよう


少し顔が赤いのは気の所為...じゃないよね


余裕のない表情なんて初めて見た


赤司｢...あまり見るな｣


｢ｸｽｯ...やーだね｣


もっと見てやろうとすると館内アナウンスがなった


『赤司征十郎様、城崎A様...


ドアから見て正面にあるカーテンにごちゅうもくぅぅぅう！』


この場所に似合わないテンションのアナウンスに疑問を持ちつつ、カーテンに目を向けると...


｢はぁ？！｣


カーテンが自動で開き、現れたのは窓...ではなく大きな扉
それも徐々に開かれ...


パーンと響くクラッカー、舞う紙吹雪、大勢の人々


人々｢｢｢おめでとう!!｣｣｣


『やっとくっついた二人に祝福あれ!!』


｢な、はぁ？どういう...って征哉もいる！？それにBJSのみんなも...！？｣


赤司｢...どうやら、君の弟の策略だったようだね｣


｢え、悠の...？｣


苦笑いを浮かべながら指を指す赤司


その先を見ると...


『みなさーん、存分に楽しんでねぇぇえ！』


ステージ上で笑顔を振りまきながらマイクを片手に叫んでいる悠がいた


１つ聞きたい


お前そんなキャラだったのか...


赤司｢まぁ俺としては……｣


赤司が何か言ったようだったが聞こえなかった


赤司｢一応、俺達は主役のようだし


行こうか、A｣


サラリと呼ばれた名前に嬉しさを感じながら


差し出された手を掴んで、私達は会場に進んでいった

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