【黒バス】キセキ「「「どうしてくれるんだ…責任…取るよね？」」」『ヒィィィィィイ！！』

第４３戦闘 ページ44

助けてくれたのはチャイムだった


とはいえ、授業中も視線は感じたし、休み時間中私の周りは騒がしかった


気分は見世物のパンダ


放課後は皆部活みたいで囲まれはしなかったけど、挨拶をして教室を出てった


...昨日までまともに話したことも無いのにね


疲れた...


態度が変わりすぎて戸惑うばかり


確かに急に変わると驚くのはわかるけども


黒子「Aさん、部活行きましょうか」


「うん…ってはい？！」


ガバッと顔を上げると目の前に手を差し出してる黒子君がいた


危ない、あまりにも自然で手を掴むとこだった


『黒子君、私やらないって言ったよね？』


昨日、私ははっきりと断ったはず...


改めて言おうとする前に黒子君が口を開いた


黒子「僕はAさんがいいんです」


真剣な表情、言葉...に顔を背けた


『...嫌だ』


黒子「…じゃあ名前で呼んでくれたら僕は誘いません」


続いた言葉は予想の斜め上を行き、外した視線を彼に戻した


黒子「呼んでくれるって言ったじゃないですか」


少し拗ねている彼はかわい...って余計な事考えてたら黒子君は距離を詰めていた


黒子「呼んでくれないんですか？」


『わっわかった！黒…て、テツ君近いっ』


顔が近かった恥ずかしさから半ばやけくそで呼ぶと黒...テツ君は満足そうにして部活へ向かっていった


『...なんだかなぁ』


テツ君はよくわからない

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