寝ろ、観音坂

15話 ページ17

独歩side

「今日はいつもと味付けを変えてみたんだが、どうだ？」
「こっちもうまいです」
「そうか」



今日も今日とて、先輩の手作り弁当をいただいている
いつもより出汁の風味が強めの卵焼き
いつものも当然うまいが、こっちもなかなか……
至福………




「そう言えば、昨日ホストクラブに行ったんだがな」
「ブッ！？ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」
「おお！？だ、大丈夫か？」
「は、はい、すみませ……っ」


ホストクラブ！？先輩ホストクラブとか行くのか！？
意外と言うか、意外を通り越して、なんだ！？


「おい、勘違いすんじゃねえぞ
私はああ言う煌びやかで騒がしいところは苦手なんだ
取引先の方に気に入られてちまってな、連れてかれたんだよ」
「あ、そ、そうですか……」



焦った、マジで焦った……









ん？なんで焦るんだ？確かにイメージと違いすぎて驚きはするけど





「で、続けていいか？」
「あ、はい」
「そのホストクラブで一二三さんに会ったんだがな」


！？マジか！！よりにもよって一二三の居るところかよ！！







「お前、良い友達持ったなあ」









「……え、あ、はい」




「っと、そろそろ戻らねえとヤバいな
行くぞ、観音坂」
「は、はい」









ビッッッッックリした…………



急にあんな優しく笑うとか、反則だろ……









やっとわかった……
俺、先輩のこと好きだ……






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なんか気づいたらお気に入り登録が60人こえとる！？
順位あがっとる！？

ひええええ、ありがたや、ありがたや………

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