13話 ページ14
桃「あっ！先輩！！遅いですよ〜もう！」
『あ、えと、ごめん』
桃「先輩？何かありました？」
『いや、特に…何か無かった訳でもないけど…』
桃「はぁ、何かあったんですね…
後でお兄ちゃんに問いたださないと…」
お兄ちゃん？
『桃ちゃん、お兄ちゃんってどういうこと？』
桃「えっ？！な、なんのことですか？先輩〜本当に疲れてるんですね！幻聴なんか聞いて」
幻聴…なのかな、確かに疲れてるし
『そっか、ごめんね？』
その後ホテルへと戻り、何事もなく東京へ帰ってきた。
楽屋で志麻さんが言いかけていた言葉は一体何なのかとても気になるが、考えてもわからないので忘れることにした。
そして、もう1つわからないことがある。
『えっと、坂田がなんでここにいるの』
只今バイト中。シフトの関係で桃ちゃんはいないけど。
なぜこいつは私のバイト先にいるのだろうか。
坂「えー！もっと喜んでくれるかと思ったのに！Aひどい！！」
『ひどいのは坂田の方だよ、えいぎょーぼうがーい。まあ、志麻さんに認知されてるって気づけたのはぶっちゃけ坂田のおかげだし、感謝してるよ』
そういうと、坂田は顔を顰めた。
あれ、感謝の言葉を述べたつもりなのに
坂「A！こうしよう！俺の前では志麻くんよ話題禁止！」
……はあ？
『え、いや、なんで？』
坂「なんでも！ダメなものはダメー！！」
そう言って頬を膨らませる。アラサーの男が何やってんだ、と思ったが顔が良い分無駄に似合う
『なんか、ずるいね』
坂「え？」
『なんでもない、長話しすぎちゃった！ご注文をどうぞー』
あまり忙しくない時間帯だったので、坂田と雑談を交えながら仕事をする。
坂「よし、そろそろ帰るわ！お会計お願いしてもええ？」
『かしこまりました。レジへどうぞー』
私の言葉を聞き目を輝かせる坂田。これは犬だな、うん。
『合計で840円となります。』
坂「はい、これ！あと明日も来ていい？」
『明日…？いいけど』
坂「やった！じゃあねー！！」
『ありがとうございましたー』
坂田の背を見送りながら、明日も会えるのかぁと考える。こんなにも大手歌い手と接触してもいいのか…？と少し思ったが、よく考えれば私は志麻さん一筋だ。
『まあ、坂田と過ごす時間も悪くなかったり…ね』
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2023年3月19日 14時) (
レス) @page34 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ねこな(プロフ) - この作品好きです！今更読みました.....更新頑張ってください！！ (2019年5月15日 21時) (レス) id: 71d7653375 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうぽん - 面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年4月9日 23時) (レス) id: d2790d7b68 (このIDを非表示/違反報告)
しらす - 主人公チートかよwwさかたんかわゆ…え…ちょっと主人公そこ変われ (2019年4月7日 14時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
志音@リス,ラ, - さかたんが…可愛いけど怖ぇwまーしぃ！負けないで頑張って!!更新待ってます！ (2019年4月7日 10時) (レス) id: 0f8bb6f46c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るか | 作成日時：2019年3月29日 19時
