.｡*ﾟ+.*.｡Secret Sweet Weddingparty+..｡*ﾟ+

☆２６☆ ページ26

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ポケットに両手を突っ込んだまま、相葉さんの隣に立つ和也



「ほら、手、どかしなさいよ」って小声で呟いた。




それに、『ヤベッ』って顔して手をどかすと笑顔で両手を顔の横に上げる相葉さん





あきれ顔で少し眉を下げてから、私を見つめて、口角をキュッと上げた。





「・・・うん、いいんじゃない？」



「えーっ！何その感想！もっとさ、『A！最高だ〜！』とか言えないの？」


「・・・そんなバカっぽい事いえないでしょ、普通。・・・あなたじゃないんだからさ。」




面白そうに切り返す和也に更に嬉しそうな顔をする相葉さん



長い腕を和也に絡ませる。


「なんだよ！俺じゃないって！」



「おわっ！何すんだ！危ないでしょーが！」



「Aちゃんだって、言って欲しいよね？『最高だー！』って」



「うん・・・言って欲しいかも。」



「あ〜・・・出たよ。相葉さんに取り込まれるパターン。」




和也が項垂れる様に覇気無くそう呟いた。






だって、こんなに私と和也の事で嬉しそうにしてくれる人なんて他に居ないよ？





まあ・・・他の嵐さんだって同じ位和也の事想ってくれてると思うけど。







「ほら、相葉さん、言わせたいんだったら退散しないと。」



松本さんが和也に絡み付いてる長い腕を解く




「え〜っ聞きたいのに・・・ニノが『最高だー！』って言ってる所」




「俺も聞きたいけどさ、そこはほら・・・ね？」



櫻井さんが眉を下げて笑ったら



「相葉ちゃん・・・セリフは譲ってあげんから・・・」



隣で、大野さんもふにゃっと微笑んだ。




「セリフって・・・ああ！そっか。




ニノ！『後は若いお二人で！』」



閃いた様に笑顔を振りまきながらそう言って、他の４人に引きずられる様に去って行く相葉さんを口元を腕で隠して笑うニノが呟いた。






「・・・ほんと、めんどくせ。」








その表情と言葉に私も頬が緩む






和也なりの、相葉さんへの「ありがとう」だもんね、その言葉。







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