検索窓
今日:4 hit、昨日:30 hit、合計:148,739 hit

18. ページ18

涼介.



『……あ、涼介だ。おはよ!』

涼「おおっ、……おはよう!」




にこにこと笑うAちゃんは、「今日も元気だねぇ」なんて満足そうに頷いて、それから上着を脱いだ。今日は他の仕事からそのまま来てるらしいけど……どうしよう、びっくりするくらい普通だな。こうして一対一で話すのは多分一週間ぶりくらいなんだけど。

他のメンバーが戻ってくる前に、何か一言くらい言うべきだよな……




『皆は撮影中?』

涼「あ、うん。そろそろ戻ってくるよ」

『そっかそっか〜。じゃあ二人でゆったりしてよっか』

涼「……うん、そうだね」




取材だったのか、ナチュラルメイクだけどしっかりと顔が完成しているAちゃん。完璧すぎて、隙がどこにも見当たらない……今日ばかりは彼女のスーパーアイドルぶりを恨めしく思ったりして。

いやでも、言わなきゃ!もう気にしてほしくないだろ、色々と!




涼「……あのさっ、Aちゃん」

『ん〜?』

涼「この前のことなんだけど、」




意を決して声をかけると、返事の代わりに響いたのはゴツンという音。かなり強く何かをぶつけなくちゃ出ないそれは、痛々しくて……えっ、何が起こった?

慌ててAちゃんの方を向くと、俺に背を向けて……額を押さえていた。




涼「Aちゃん……?!え、嘘、おでこぶつけた?!」

『……ごめん、何でもないの。ほんとに不注意だったから』

涼「いやでも凄い音したよ……?」




何か冷やすもの……楽屋を探しても何も見つからないし、段々焦ってくる。こんなに綺麗な国宝級の顔に傷でも残ったら大変だ……!俺がいきなり声をかけて、びっくりさせちゃったんだし。俺のせいだ。




涼「……ごめん、嫌だと思うけど一旦見せて?赤くなってるでしょ、」

19.→←17.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
501人がお気に入り
設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , JUMP
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

流星(プロフ) - showtimeさん» はじめまして!コメントありがとうございます(^_^)どちらも読んでいただけているとのこと、とても嬉しいです…!私自身少し見切り発車で書き始めてしまったので、お気遣い本当に有り難いです( ; ; )(笑)今後ともよろしくお願いいたします! (2021年8月17日 0時) (レス) id: e764027ef8 (このIDを非表示/違反報告)
showtime(プロフ) - はじめまして!昨日から紅一点を読ませていただいてこちらも気になり読ませていただきました!メンバーそれぞれの雰囲気といい話の展開もとても読んでいて楽しくて最高です!!^ ^並行で大変かと思いますがどうか気負いされませんよう、、願っております!笑 (2021年8月16日 16時) (レス) id: cbd3c1c59a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:流星 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年8月10日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。