▼ 今日から団長補佐 ページ3
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鬼兵隊のみんなには送迎会をしてもらって、手荷物いっぱいの地球のお菓子と着物を持たせてもらい丁度地球に停泊中だった第七師団の船へと向かう
「………ハァ。今の今まで鬼兵隊で育ってきた私が何で今更第七師団なんだろう」
第七師団とは初めましてでは無い。何度か鬼兵隊にも訪れていて私達も第七師団に足を運んでいたので顔馴染みではあるが、気まずいのだ。
ある日、鬼兵隊の船に誤って乗ったあの日から殺される訳でも無く夜兎族だからといって雑に扱われる訳でもなくて皆大切にしてくれていたのだ
これも親離れだと思うことにしよう、私は夜兎らしく第七師団で成長しようと意気込んで足を一歩進めた時、私は盛大に転けたのだ
「オイオイ、オメェさん大丈夫か…ってAじゃねえか」
「阿伏兎さん!」
阿伏兎「もう来る時間だったか…すまないなァ、団長の世話でオジサン時間忘れてたよ」
「それはそれは……今日も大変ご苦労さまです」
阿伏兎「まァ明日からオメェさんが居てくれるからオジサンちょっとは自分の仕事に集中出来るかねェい」
苦笑いする阿伏兎さんを困らせているのはまさにこの人
「阿伏兎ー!約束の時間……ってもう来てんじゃんヤッホー!」
「か、神威さん」
阿伏兎「ほら、オメェさんが欲しがっていた今日から補佐のAだぞ良かったな」
神威「阿伏兎余計なこと言うなAヨロシクネ」
「は、はい」
そんなことで私は第七師団 団長補佐 になったのだ
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作者名:レオ | 作成日時:2020年12月9日 20時