【ヒプマイ】いきなりですが、幼女を拾いました

5ばんめ ページ6

二郎視点


兄ちゃんが帰ってきて玄関に迎えに言ったら小さな女の子がいた。

何がなんだかわかんなくて、その女の子と兄ちゃんを交互に見た。

その女の子、名前はAと聞いて呼んでみるとかわいい笑顔と声でお兄ちゃんと呼ばれた。

三郎も呼ばれてうれしいらしい。…表情緩みまくってるぞ。


「さて、昼飯にするか。まだ食ってないだろ？」

「うん！兄ちゃん！俺がつくるよ！」

「そうか！なら二郎頼む！」


兄ちゃんにいいとこ見せたくて、昼ごはんをつくると言ってしまった。

さて、何をつくるか…。


「A、なんか食いたいもんある？」

「みゅ？」

「…ごはん、なにくいたい？」

「ごはん！」

「…無難にオムライスとかでいいんじゃねぇか？アレルギーとかないみたいだし」

「そうだね！そうする！」


兄ちゃんに言われた通り、オムライスを作ることにする。

俺はキッチンに入り、さっそく取り掛かる。

リビングの方では楽しそうなAの声が聞こえる。

…ちょっとあの場にいないことがさみしいとかそんなんじゃねぇから。

なんて思いながらつくっていると、兄ちゃんに声をかけられた。


「二郎、手伝わなくて大丈夫か？何か手伝うぞ？」

「兄ちゃん！ありがとう！」


…まぁ、兄ちゃんと一緒にごはんつくれるからいっか。

やっぱり兄ちゃんは優しくてかっこいいな…

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