#51 ページ6
真昼side
『クーロー？いくら私が動物好きだからって、猫の姿でいれば何でも許されると思うなよー？』
ｸﾞﾘｸﾞﾘ
クロ「にゃ...いつもより撫でんのが雑だし痛ぇー」
花園さんは鋭い目つきのまま、クロを撫でくりまわしている。
怒っていても、動物の姿だと殴らないんだな...
真昼「ん？」
ふいに、あるものが目に映った。
写真？
その写真立ての隣には、線香立てと小さなりんが一緒に置いてあった。
真昼「あの、花園さん。この写真って...」
『ん？...あぁ、それ。私の両親だ』
なかなかいい笑顔だろ？、と呟いて立ち上がった。
この写真に写ってるの、花園さんの親だったのか。
『はぁ、今日はまだ線香あげてなかったっけ。めんどくさ』
え？今めんどくさって言った？←
いやそれより、
真昼「家に誰も居ないって、そういうことだったのか...？」
『は？』
真昼「まさか、花園さんの両親が、その、亡くなってたなんて...」
『......』
俺が口を閉じると、つられるように花園さんも口を閉じ、しばらく沈黙が続いた。
真昼「...俺もさ、俺が小さい頃に母さんが事故で死んじゃってさ」
クロ「...真昼」
真昼「なんていうか...一緒だな、俺たち」
『真昼くん』
真昼「あっ」
名前を呼ばれて、ふっと我に返る。
真昼「ご、ごめん花園さん！急に変なこと言って...！」
『真昼くん...真昼くん家の事情が訳ありなのはわかったけど...』
『私の両親、死んでないよ？』
真昼/クロ「「......は？？？」」
......は？？？(二回目)
真昼「死んで...ない？」
『うん。バリバリ生きてるけど』←
真昼「じゃ、じゃあ何で線香とかりんとか置いてんだよ！？」
『え？これ？あった方が楽しいと思って』
ﾁｰﾝ←
真昼「鳴らすなーーーーーー！！！あとさっきまでの空気返せーーー！！」
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(この作品にシリアスなんてもん存在しません)
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2021年8月25日 20時) (
レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - もちょぽてと。さん» ありがとうございます！遅くなるとは思いますができるだけ早く更新できるように頑張ります！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 望さん» 応援ありがとうございます！これからも頑張って更新します！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - ミュさん» はい！がんばります！！！ (2017年9月2日 23時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
三河。(プロフ) - 夜行猫さん» ご指摘ありがとうございます。その点につきましては、「クロ」と呼び捨て、ということにさせていただきます。 (2017年9月2日 22時) (レス) id: e09e101cc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三河。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miraku/
作成日時：2017年7月27日 22時
