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大智side
大「…俺らのこと、もう信じられない?」
ずっと、柊生の元気がないことには気付いていた。
気付いてたけど、分からないフリをしていた。
気付くのが、怖かった。
気付いてなんになる?何ができる?
それをずっと考えて、だけど俺が1人で考えたところて何かあるわけではない。
ずっと連絡がない、既読がつかないのもたぶん俺らのこと避けてる。
それか、もう消したか。
だから、変えなければと思った。
俺らは、柊生が戻る気ないならやる気はない。
大「俺らが、柊生のこといらないって言うと思う?」
どうしてそう思ってしまったのかは分からない。
元々めちゃくちゃポジティブって訳ではなかったけど、こんなにネガティブではなかった。
分かってほしい。
俺らは、柊生を見捨てることなんて絶対ないって事。
柊生の事を心配してない人なんていない。
大「無理に誘うわけじゃないよ。だけど、他の誰が柊生のこといらないってなったとしても、俺らは絶対に柊生を必要としてる。それだけは覚えといて。」
これだけは…
これだけは、絶対に忘れないでほしい。
柊生が、もう全部嫌だってなった時でも、俺らが受け止める。
柊生のことを悪く言うやつがいたら、俺達3人で戦う。
居場所になりたい。
逃げ場所になりたい。
いつでも、帰って来れる場所になりたい。
大「…じゃあ、またね」
足元一点を見て動かない柊生を1人にして、店を出た。
俺が1人になりたかったこともあるし、柊生も1人になりたかったかなと思ったから。
…なにが柊生をここまで変えさせたのか、俺には一生理解できないのかな。
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ましゅまろ(プロフ) - トン助。さん» 初めまして!コメントありがとうございます!とても嬉しいお言葉ありがとうございます、励みになります!DISH//さんと共に、この作品も愛してくださると嬉しいです! (2020年9月14日 15時) (レス) id: de85c83aa4 (このIDを非表示/違反報告)
トン助。(プロフ) - 初めまして。DISH//が大好きで作品を探していたら、この作品に出会いました。文章力と表現力を活かした作品のクオリティに衝撃です。更新本当に楽しみにしています。頑張ってください(^^) (2020年9月3日 20時) (レス) id: 5008114d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2020年8月27日 22時