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16. ページ17

·


(え…なんで太陽くんが)





『この手どうするつもりだった』





掴んでた手を乱暴に振り離して、初めて見た鋭い目付きで先輩を見下ろしてる。





(…)





『どうするつもりだったって聞いてんだよ』





(ご…ごめんなさい…!)





『ほんまに思ってんの』





(思ってる!ごめんなさい…太陽くん怖い…)





『怖い?影でコソコソこんなことしてるお前らの方がよっぽど怖いわ』





それはその通りだけど…
先輩もめちゃくちゃ怖い…。
なんで私の問題に、そんな怒ってるの…?




『俺だっていつもニコニコしてるわけじゃねぇんだよ。これだから女は嫌いなんだ』





女が嫌い…?
あんなにいつも周りに女の子いるのに?





なんでいま、寂しそうな表情をするの。





『早くどっか行けよ!』





先輩の大声にビビって、女子達は帰っていった。





『…ごめん、助けに来るの遅くなって』





安心からか、震えと涙が止まらなくて。





先輩なんかの前で泣きたくないのに。





体は言うこと聞いてくれなくて。





気付いたら、先輩の温もりに包まれていた。





『怖かったな。ごめんなほんまに』





「っ…うっ…ありがとう…ございました…」





『おん。…なぁ、今聞いていいか分からんけど…こないだもこんなことされたの?』





もう隠すこともバカバカしくなって、素直に頷いた。





『…そか。辛かったな。俺のせいやんな…』





「先輩のせいじゃ、ないです…私が、引き受けたから。私の責任、です」





『…ううん、俺のせいや。やから今日、助けに来れてよかった』





私から体を離して、さっきの鋭い目とは全く違う、すごく優しい目で顔を覗き込んできた。





『今日は海ちゃう。俺が助けに来れた。呼んでくれなくても、助けに来れたで』





少し照れくさそうに笑う先輩が愛おしくて。






初めて私が先輩に胸が苦しくなった日。





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今日SSA行く方は楽しんできてください!!

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ましゅまろ(プロフ) - 千羽さん» コメントありがとうございます!すごく嬉しいです!頑張りますありがとうございます! (2018年12月23日 10時) (レス) id: 5ab9ecd76e (このIDを非表示/違反報告)
千羽(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!いつも、次の展開が気になります!それに見入ってしまいます(笑)私はタカシくんが大好きなのでタカシくんとくっついて欲しいと切実に願ってます!更新大変かと思いますが頑張って下さい!楽しみに更新されるの待ってます(^o^) (2018年12月23日 3時) (レス) id: 049a9afd19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましゅまろ | 作成日時:2018年11月29日 17時

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