続 ページ4
A「そんな事あるよ。昔から全く変わらない治独特の髪質。私のお気に入りだ」
太宰「髪質の事褒められても余り嬉しくなかったけどAさんに云われると嬉しいな」
いつもの様に自分達の世界へ入り込もうとしている太宰とAを呆れた様子で見る国木田
国木田「お前達は莫迦か」
太宰「莫迦じゃないもーん」
Aはにやついた表情を浮かべて国木田を見た
A「国木田君...もしかして嫉妬してるの?」
国木田「な訳あるか!!!」
A「え〜ついこの間まで私が笑いかければ頬を染めていた国___」
国木田「だ・ま・れ」
Aが云いかけると国木田は拳を握り締めてAに近付いた
太宰「え、そうだったの!?国木田君...もしかしてAさんの事好___」
国木田「あ?」
国木田はもう一歩近付いた
A「もしかして照れ隠しかい?可愛__」
Aがにたにたしながら云い終える瞬間
太宰とAの頭上に鉄拳が降り掛かった
ゴツンと鈍い音を立てて脳天に直撃する
A・太宰「痛ったぁ!!」
二人は頭を抱え涙目になりながら国木田を見上げた
太宰「痛いじゃないか...」
A「痛いのは嫌いだよ.....頭割れるかと思った」
国木田「当然の報いだ」
太宰「酷いな〜全く」
A「そんな事してると彼女出来ないよ?」
国木田「.....もう一度拳骨されたいですか?」
A「遠慮しとくよ」
国木田は時計を見ると太宰とAに背中を向けた
国木田「此奴らのせいで時間を五分も使ってしまった!これから敦に連絡して即席誕生日ケェキも用意しなくてはならないのに!!」
A「ああ、その事なら心配無用だ」
国木田「何?」
Aの言葉に反応した国木田はAを見た
国木田「どう云う事だ」
A「先刻、敦君と連絡を取ったら夕方頃には依頼終わりそうだったし誕生日ケェキはもう用意してあるから大丈夫だよ」
国木田「本当だな?」
A「本当だよ〜そんなに疑っているのなら給湯室の冷蔵庫を見てくればいい」
Aがそう云うと国木田は無言で事務フロアを出て行った
太宰「あんなに急がなくても全然間に合うのに」
A「ねェ」
椅子に深々と座り太宰とAはまた雑談を始めた
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花吹雪 - 更新頑張ってください! とっても面白いです! (2020年9月10日 23時) (レス) id: afa01603c5 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» え…森さん心労(ストレス)溜まってるの?珍しい〜 (2019年10月19日 19時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» 酷い!!......ストレス軽減ってどうやってるんだろ?((ボソ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 歴史馬鹿さん» 帰ってもいいですか? (2019年9月14日 18時) (レス) id: 13d5dec660 (このIDを非表示/違反報告)
歴史馬鹿 - Reiさん» では太宰君by森 (2019年8月17日 1時) (レス) id: 9576c83dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rei | 作成日時:2019年5月7日 3時