黒バス：“裏の顔”を、見られた私：黄瀬

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笠松さんが語り手です
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Aは帝光中学に近い中学にかよってた


Aはそれまでは活発で明るい裏表なんてない子だった


ちょうど二年前の今日


そいつ(...)は現れた


あ『灰崎くん！』


灰『A……小学校以来だな』


あ『ほんとに灰崎くん？身長も、顔つきもかわって…………まさか中学で泣いてないよね？』


灰『んなわけねーだろ』


あ『あはは、そーだよね』


灰崎とAは同じ小学校だった、


もちろん俺は知っていた


Aは小学校のとき、灰崎が好きだった


同じく灰崎もAが好きだった


灰『なぁ、A、おれと付き合ってくれないか？』


もちろんAは


あ『………うん！////』


黄瀬も知っての通り、灰崎は問題をおこして、


バスケ部をやめさせられた時期と重なる、


灰『……ﾆﾔ』


こうして。


Aは灰崎と付き合った


けどな、


数ヶ月後


ちょうど台風が近付いて大雨の日


ピンポーン


笠『ん？誰だ』


ｶﾞﾁｬ


笠『なっ、A！？なんでそんな格好で』


外の大雨ですぶ濡れだったAは


誰かと争った…………


いや、誰かに襲われたような


めちゃくちゃに制服が乱れていた


あ『幸っ………にぃ……』


Aのその顔は恐怖と絶望感で、


泣き崩れていた


笠『おいっ！A！どーしたんだよ！！』



あ『うっ、ひぐっ………うぅ……』


笠『………………っ』


俺はAを優しく、抱くことしかできなかった

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