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第三話~楽園少女は、~ ページ5
1人になってしまった翡翠は、呟いた。
「もう、ここには誰も来ないかもしれない。」
そして翡翠はゆっくりと目を閉じた。
今までのことが蘇ってくる。
大切な人達との縁を捨て、幼い時からここで1人、ずっと孤独なままに生きてきたことを。
「あの方にまた会いたい。」
そのような願いも叶わないかもしれない。
それでもこの楽園少女にとっては人という人に会えただけでも嬉しかったのだ。
父に会いたい。
城に戻りたい。
強く思ってても叶わないのか。
翡翠はその場に倒れ込むように眠りについた。
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作者名:±カワセミ | 作成日時:2014年8月21日 18時