錦戸家の日常

高校1年生の夏 ページ2

スポーツ観戦後のメールのやり取りの中で「飯食い行かへん？」って誘われました。待ち合わせしたのは都内の居酒屋。予約していた名前をお店の人に伝えて席を通してもらって席に着くと…え？あの、有名な錦戸亮。あの時は、全然気が付かなかったけど、私はとんでもない人と連絡先を交換し仲良くなったのだとその時ハッとした。

「どしたん？」
A「えと…錦戸亮…さん…ですよね？」
「そうやけど…」
A「どうしよう…」
「なにが？」
A「何がって…芸能人の方とご飯だなんて…」
「別に…気にせんでええよ？やり取りの時と同様に。亮くんでええし」
A「いやいやいや！それはできません！！錦戸さんって呼びます」
「なんでや、距離ある。嫌や。亮くんでええて、」
A「錦戸さん」
「亮くん」
A「錦戸さん」
「亮くん」
A「亮くん…あ！」
「はよ座り？なんにする？適当でええ？お酒飲む？何がええ？」
A「は、はい！」

…まあ、促されるまま席に座り「お任せします、未成年なのでオレンジジュースで」と伝えると、目をまんまるにする亮くん。

「未成年て聞いてへんぞ？」
A「歳聞かれてないですもん」
「今何時…19:30…21:00にはお開きしよな？」
A「わかりました」

そんなこんなで食べたいものと飲みたいものを頼んで、つつきながら仲良くお話ししました。

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