鬼の稽古 ページ27
ゆか「ぎゃー!待って死ぬ!これ死ねるやつ!助けてー!」
A「ちょ、アザミ!もっと手加減しrぎゃーっ!」
冒頭から騒がしくてすみません
稽古を始めたのはいいのですが、アザミが鬼と化してます
さっきから強めの技をめちゃめちゃ手加減されて出されて、私たちはボロボロですよ...
アイツの手加減は手加減になってない....っ!!
アザミ「カッカッカッwもっと逃げ惑え泣き叫べ。命の危機と常に対面し、真の力を発揮するんだゾ!」
私達も負けじと応戦してはいるが、その攻撃はアザミに届くことなく防がれる
A「クソっ.....」
壁を利用して攻撃をかわしながら、アザミの油断する隙を狙う
アザミ「時に色眼持ち。お前はあの時、特級に術が効かなかったな。なぜだと思う?
普通のやつなら確実に一撃で終わる勝負のはずが、お前がボコボコにされたな」
まるで、その原因が分かっているように、私に問いかける
アザミ「水氷、お前はあの時何故色眼をすぐに助けなかった?何故動けなかった?
普段なら当たって砕けろの精神で突っ込んで行くお前が、あの光景を目の前にして何を思っていたんだ?」
ゆか「そ、それは....」
目を見開いて、ゆかは一瞬動きを止めた
アザミ「なぜお前らが特級如きに負けたか、それは己の心に聞くがいい。悟が居なければお前らがここに立っている未来など無かった」
確実に的を得てくる
アザミは頭がいい
人をよく見ている
私の術が効かなかったのは、多分私自身に迷いがあったから。
私の術式の強力さを知っているが為に、少しだけ迷ってしまった
アザミ「お前らは実践経験こそ無いが、その力は本物だゾ。
いつだって、己を信じる心が必要だ
例え、その術によって誰かが死んでしまおうと
その光景に足が竦んだとしても
そこで動けないやつは、非術師と同じだ
バッサリと切り捨てられる
アザミの顔が、見れなかった
必要ない、そう言ったアザミは容赦なく私たちに術を放つ
ここで終わってしまうだろう。
きっと、この光景を見ていた誰もがそう思った
でも、
私達は違う
A「そんなたった一度の失敗....いつまでも引きずってると思うか?」
ゆか「私達も舐められたもんだよ!」
2人で微笑み合い、頷く
ゆか「"水氷操術 ー蒼ー"」
ゆかの術が初めてアザミの元まで届いた
その瞬間を見逃さず
A「アザミ、ありがとなっ!!」
ザシュッ
私の刃がアザミを切り裂いた
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葵 - とても面白いです。 更新、自分のペースで頑張ってください。 私も呪術廻戦にハマってしまい作品を書いてますが良かったら題名を教えますか? 作者さん、体に気を付けてくださいね! (2022年3月21日 6時) (レス) id: 8e5a2f605a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメント、応援ありがとうございます!オチはストーリー中盤くらいでアンケート取ろうかなぁと考えていますが、とりあえず五条悟さんオチ路線を視野に入れて書いてみますね! (2022年1月3日 9時) (レス) id: d098218aa0 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ゆきさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2022年1月3日 9時) (レス) @page1 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 心さん» え、どこですか!?正しいものを教えて貰えると嬉しいです!!m(_ _)m (2021年10月25日 15時) (レス) @page18 id: d098218aa0 (このIDを非表示/違反報告)
心 - 釘崎さんの漢字間違ってます… (2021年10月25日 11時) (レス) @page14 id: 6048e7a08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2021年6月14日 18時