太陽の笑顔【男主】 (ページ9)

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7話ページ9

天宮｢それでその依頼ってどんなヤツですか？｣

国木田｢あぁ、軍関係の依頼で虎探しだ｣

天宮｢と、虎？サアカスの？｣

国木田｢いや、なんでも人喰い虎だとか｣

天宮｢ひ、人喰いっ？｣

太宰｢人喰い…ほお｣

あ、太宰さんが変な事考えてる気がする。

国木田｢之が奴の情報だ｣

と、メモ用紙を渡される。

まあどうせ、喰われて死ねるだろうかみたいなことだろうが。

国木田｢この街も広い。と云う事で2組に分かれて探した方が手間がかからないだろう｣

太宰｢まあそうだね｣

天宮｢じゃあ僕あっち側探しますねー！｣

太宰さんと一緒はやだ！って事で国木田さんに凡て頼ませた。

国木田｢は、ちょ…おい！｣

うわー怒ってるー、太宰さんと頑張れ！

太宰｢歩斗くぅーん…｣

面倒事は今日の朝に頼まれたからいいでしょ？

計画通り1人になった僕は人喰い虎よりも先に乱歩さんからのお使いを果たすべく美味しそうな西洋菓子(ケエキ)のお店を探した。

天宮｢此処でいいか！…西洋菓子1つください！｣

乱歩さんの好きそうな甘そうな物を買い、

家に戻って置いてきた。

意外や意外、僕は仕事中でもサボって家に帰ってしまう不良探偵…

じゃなくて！単に西洋菓子が崩れるのを防ぐため！ぐちゃぐちゃになったら乱歩さん怒る！

しっかり安全地帯に置いて一伸び。
それから国木田さんに貰ったメモ用紙を見る。

天宮｢うーん…兎に角街を歩こう！｣

謎の人喰い虎を探す為一先ず街の中心部へと走った。