あれ？私ってどこから来たっけ。その参【鬼滅の刃】

第140話:全員に届く ページ48

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「カァァァァァーーーーッ死亡！！A死亡！！！上弦の弐ト格闘ノ末死亡ーーーーーッ！！！！」




その声は、隊員たち全員の耳に届いた。




炭治郎、義勇にも。




「＿＿……ッ！？」




「……Aが？どうし…て」




炭治郎は声を殺して泣いた。




そして、善逸にも。




「い…やだ。嫌だ、嫌だ！！！うわぁあああ！！！Aちゃん、嫌だぁああ！！！！くそ、くそ…くそ！！！全部、お前らのせいだ。絶対に許さない。獪岳、お前を俺はもう兄弟子と思わない。」




Aを知っている人達は、皆嘆き悲しんだ。




知らない人達も、隊員の死を嘆いた。




……そして、鬼舞辻無惨も。




「……やはり、無理やりにでも鬼にしておくべきだった…。人間なんて無力…。そう分かっていたのに…。」





茂造の元にも、Aの鎹鴉によりそれを知らされた。




「ぐ、ぐ…くぅ……A…」




「………あなた」




「………霧子！？お前…起き…」




「……私ももうすぐ…Aの元に行くことになるでしょうね…」




横たわり、弱々しくもそう呟く霧子。




「霧子……」




「先に逝く事をお許し下さい………。」





そうぽつりと呟いて、ゆっくりと霧子は目を閉じた。




それを最後に、 霧子は目を覚まさなかった。








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真っ赤なシーツから血が滴る。





ぽちゃん、ぽちゃん、と血が床へ落ちている。





「は…はは、死んだ、死んだ、はは…」





「何をしているの！？先生…誰か！！！！」





その後、白崎は入院中の同級生を殺したとして全国的に取り上げられた。





少年院に入れられ、そこから出た後も居場所は無いというのに、白崎は壊れたように笑っていたという。

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