お前らその女の手の平の上で転がされて遊ばれて翻弄されてるって事にいい加減気付いた方がいいよ，5【AU】 (ページ38)

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＊＿＿ザワつく，ザワつく，ココロが。煩い，煩い，シンゾウが。ページ38

『マーダー，ｯｯ』

扉を開ける。

『ぁ....ｯ』ﾄﾞｸﾝｯ

マーダーは，変わらずベッドに眠っていた。

安堵。同時に先程の心のザワつきは何だったのだろうかという恐怖。

私はベッドへ腰を下ろす。彼の手を握った。

『....苦しそう..』

彼は苦痛に歪んだ面持ちで何かに魘されている様だった。

貴方は私を助けてくれたのに....私は貴方に何もしてやれない。こうして，手を握ってあげる事しか，出来ないんだ。

『ゴメンなさい...』

刹那，

『っ...』ﾄﾞｸﾝｯ

彼に手を握り返される。

ギュッと，強く。包み込む様に。

『マーダー....』

スゴく...ココロが温まるのはナゼだろうか。

私は，マーダーの頬へ手を伸ばそうとした。

''イ''ヤｧｧ''ｧｧｧ''ｧｧｧｯｯｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯｯ''

『ｯｯ、』ﾄﾞｸﾝｯ

外から，耳を劈く様な叫び声が。

『ぇ....な、に...ｯ...』ﾄﾞｸﾄﾞｸｯ

動悸が激しくなる。でも，私の体は扉へ向かっていた。

『ァ....ｯ..』

私の眼球に映った。

ﾋﾒ「ネェェｯｯ。何でオメェはそんなワルイコなんでちゅかァｯｯ？」ﾆｺｯ

ｷｬﾗ「ｱ"ｱ"ｱ"ｯｯイ''タ''ｯｯ」

花咲に，左眼球をナイフで突き刺されているキャラ。

スープを混ぜる様に，ナイフをグチュグチュと突き動かす。

ﾋﾒ「もぉ。左目まで潰しちゃったら完璧美少女なヒメを一生見れなくなるんだよォ？嫌だよねぇ？そんなの死ぬ事より嫌だよねぇ？

でもでもぉ，キャラがヒメを捨ててブタちゃんの元に行こうとしてるのがいけないんだよォ。

ヒメを捨てて。」ﾌﾞﾁｯ

ｷｬﾗ「ｱ"ｱ"ｱ"ｯｯゴメンナサｯｯゴ''メン''ナサ''イｯｯ

ボクは貴方ノモノｯｯｯ貴''方''ｯｯノ''ｯｯ」

ﾋﾒ「えぇ//♡キャラってだいたァん♡

ゴミが見てる前でそんな//♡」

ｷｬﾗ「ｧ...」

『キャラ，ｯｯ』

私は，一心で駆け寄っていた。

だけど，花咲のニヤついた笑みを最後に，私の視界はグラついた。

『ｳｸﾞｯ』

誰かの攻撃を受けて，私は樹木に体を強打した。

全身の骨が，ボキッと折れる感覚。

『ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ』

ｷｬﾗ「ｧ...A...」

ﾋﾒ「さァさァｯｯコレから楽しい楽しい虐殺ショーの開演でぇすｯｯ

餌食となるゴミ共おいでぇ♡」ﾆｺｯ

『ェ....？』ﾄﾞｸﾄﾞｸｯ