人格者の柱は皆から 2

36話 試練 ページ30

「霞と蟲？なら私じゃなくてあの二人の方が良くないですか？！」



ビシッと二人の方を指す



指した先には時透無一郎と胡蝶しのぶさんがいた




時「え、僕は絶対嫌だよ」



胡「すみません。生憎、私は継子をとる気はございませんので」




ひぇっ…しのぶさんの顔が怖い



時透無一郎はもはや興味が無さそうだ




「えぇ…嘘でしょ…」




渚「あの二人の実力からするとAさんには到底及ばないだろうしあの二人の継子になる気は俺達もないです」



杏「お、お兄ちゃ…言い方…！」



杏ちゃんの言う通り言い方()



おずおずと二人の方を見る




ねぇ！ほら！！！


よく見て！！！二人の顔が！！！



こっち見ながら(主に渚くんのことを)いい笑顔で威圧かけてるよ！！！




時「君みたいな礼儀知らない子が僕と同じ霞の呼吸使いとか嫌なんだけど」





「あのー、おふた方穏便に済ませません？()」




時「無理」


渚「無理ですね？」



「あ、左様でございますか()」




…杏ちゃんはお兄ちゃんを見ておろおろしている




しのぶさんは、無言で威圧をかけている



杏「あ、あの、ごめんなさい…お兄ちゃんが…！」



心無しか少し泣きそうだ




「ま、まぁ…！ここら辺でそろそろやめましょう？ね？？？」




その言葉を合図に言い合いは一応おさまる




で本題に戻る



渚「まぁ、ということでAさんの継子にして欲しいわけです」




「うん！嫌ですね！！」



え？目の前であんな光景見せられたら嫌にもなるでしょ





というか他の柱の人とも問題起こしそうで嫌だ




渚「そこをなんとか…！！！」




杏「私からもお願いします…！！」



なかなか食い下がらない二人に私は1つの案を持ちかける




「えー……じゃあ…今から私が出す試練を達成できたら継子にしてあげる」



渚「ほ、ほんとですか！」



「うん。ほんと」



杏「あ、ありがとうございます…！」



なーんて私がこれから出す試練は階級が丁と戊の人じゃ達成出来ないと思うけど




継子とる気ないもん




達成出来なきゃ諦めるでしょ



試練の内容は…これから考える(おい)

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