【文スト】その幼女、実は______

任務 ページ23

「ところで、Aちゃんに任務をさせたいと思っているのだよ」

首領はそう言って俺たちを見る

「どうだい、良いかな」

いや、首領が普通決めるのでは？と思いながら俺は

「それは首領が_______」

「ダメだよ」

「おい！」

「それはまた何故だい」

「彼女の異能の制御がまだ出来てない。基礎基本が全然ダメ」

そう言って太宰は二個目のケーキにフォークを刺す

「異能の制御は出来るとしてもその場面でどう扱うか……全部“殺すか殺さないか”なんだよ。何の指示なく“倒せ”と言われたら彼女の中では“殺せ”だよ」

そう言って太宰はケーキを食べているAを見る

「一人で行かせてまた研究員は来る可能性もないとは言い切れないし」

「確かにそうだねぇ、じゃあ二人が一緒に行ってくれないかな？」

そう言われて俺は予想通りだったので頷く

“首領の命は絶対“だからな

「えー」

此奴は……

「A、俺達と一緒に任務行くか？」

「……判りました」

そう言ってAは最後のケーキを食べる

積み重なったお皿は結構な数にも見えたな

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