【黒バス】僕はあの家には負けない。

―目立つから― ２ ページ14

―黄瀬side―


貴｢僕で…いいの？｣


赤｢二度も言わせるな。お前がいい｡｣



えーと…中庭も帝光祭で使用するとかで屋上に来てみたんスけど…。



貴｢…ありがとう。せ…あかし、君｡｣


赤｢征｡｣


貴｢でも…｡｣


赤｢征でいい。いや…征十郎、かな。さすがにもう言えるだろう？｣



なんスかこの状況ー!?



え？何、赤司っち？彼女いたんスか？てかこの位置だとあんまりよく見えないんスけど…あの子誰っスか？



貴｢む、馬鹿にしないでよ。せーじゅっ…いひゃい…｡｣



あ、噛んだ。カワイイっスねー。



赤｢…ﾌﾟｯ…ﾌﾌｯ…はははっ｡｣


貴｢笑いすぎ！言いにくい名前なのが悪いんだよ…｡｣


赤｢いやだって…ﾌﾌｯ｡｣



あ、赤司っちが笑ったー!?


え？あれ赤司っちっスよね？何あの笑顔？誰スかあれ！



貴｢あーもう征！征でいい！いいよね！決まり！｣


赤｢最初からそうしてればよかったのに…｡｣


貴｢うー…ちゃんとケジメはつけようと思ってたのにー｡｣


赤｢ケジメも何もお前はお前だと言っただろう？｣


貴｢征のくせにー｡｣



赤司っち相手にそんな口の聞き方を…あの子何者っスか…。



？｢何してるんですか黄瀬君｡｣


黄｢…っ、く、黒子っち!?｣


黒｢入らないんですか？｣


黒子っちが首を傾げながら屋上の扉を開けようとする。


…って待った！



黄｢ストップ！黒子っち、あれ見て下さいっス！｣


黒｢…？あれ…赤司君？と誰か…｡｣


黄｢なんかめっちゃいい雰囲気っスよね。赤司っち彼女いたんスかね？｣


黒｢聞いたことありませんけど…って、あれ？｣


黄｢最近出来たんスかね？でも見覚えないんスよねー。白い髪であんなカワイイ子なんスから噂とかになってそうっスけど｡｣


黒｢………｡｣


黄｢黒子っち？｣


黒｢悠斗君…？｣

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