第365話 皇帝のシナリオ ページ30
サウジアラビア戦当日。一星の顔色が悪い。すると一星は驚いて手に持ってた赤いボタンを落とす。それを剛陣が踏む。その時一星は慌ててたが何故か灰崎のイヤホンの音が急にでかくなったらしい。
A「災難w」
状況を察した僕は笑いを堪えるのに必死だった。
A「やるじゃん。戦術の皇帝」
野坂「それで、黒姫さんの助けが欲しい」
A「分かった」
フィールドに上がり、僕は野坂に作戦を聞かせてもらった。野坂が僕に頼んだのは超常現象…つまり妖怪の対応。いや…妖怪じゃないか。紫紅家が試合中に出す怪魔との戦い。
野坂「すみません…僕たちにはそいつらと戦う力がありません」
A「いや、大丈夫だ。それに紫紅家が敵になっているのは僕のせいでもあるからな。それじゃあそろそろ試合が始まるな」
そう言って僕はポジションにつく。
吹雪と風丸が相手の攻撃でベンチへ戻る。
A「…意外と疲れるもんだな…」
小さな妖術を手の上で転がしながら、怪魔が出てきたらそれを投げて消すの繰り返し。いくら雑魚だとしても数でこられたら僕とて疲れる。
A「流水の術」
そう言ってどんどん倒していく。一星を邪魔する奴らもいた。もう完全に切り捨てるつもりか…。
A「……妖力はまだ結構残ってるけど…疲れとは別だ……」
正直言ってこんなに妖術を使ったことないから疲れがヤバい。それに加え一星の状況確認。
A「…野坂って誰かに選択を与えるの好きだよな…」
今だって、自分の頭は危険と知らせ、一星に自分を潰すかどうかの選択を与えてる。そして、一星は飛んだボールを取ろうとする野坂の頭に足を伸ばす。
A「イナズマジャパンの差し出す手を掴むかどうか…それは君次第だよ…光くん…」
そして一星は野坂の頭ではなく、ボールを蹴った。
A「皇帝のシナリオが進んだね」
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スイジュ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!出来るだけ早く更新できるよう、頑張ります! (2019年9月18日 13時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年9月17日 22時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - こちらも嬉しいです! (2019年9月2日 21時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
スイジュ(プロフ) - 悠舞(ユウマイ)さん» ありがとうございます!そう言って頂けると嬉しいです! (2019年8月26日 15時) (レス) id: 17b91e6418 (このIDを非表示/違反報告)
悠舞(ユウマイ) - この作品好きなので更新されるたびに見に来ています!とても良い作品です! (2019年8月26日 0時) (レス) id: 3982121288 (このIDを非表示/違反報告)
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