３０２話時の流れ ページ40
月日は流れて、イタリア留学当日。
朝早くにも関わらず、雷電と条介は空港に来てくれた。
お母さんとお父さんは仕事だったので難しかったので、この二人が来てくれたというわけだ。
「わざわざありがとな〜」
「いいってことよ！せっかく旅立ちの日なのに誰もいないのは寂しいだろうが」
「そうそう。豪炎寺達もこれたらよかったのにな〜」
「いやいや、さすがに無理でしょ。今日は予選決勝なんだから」
さすがに送り迎えをしてもらうためだけに修也たちを沖縄に越させちゃまずいまずい。
それに、今日はフットボールフロンティアオータムトーナメントの関東地区予選決勝で帝国学園と戦う日だから。
……修也はなんとか行きたがっていたけど、私は全力で止めた。
──「雷門のエースストライカーなんだから、私より優先して！」
『……すまない』──
本当に悔しそうにしていたのを思い出してしばらくは思い出し笑い出来そう。
イタリアに行っても笑顔になれそうだ。
「これで雷門中が本選に進んだら、俺たちと勝負できるってわけだ」
「おうよ！立向居の所と最後当たったけど、なかなか強かったよな〜」
大海原中サッカー部に入った私は、九州・沖縄予選で雷電と条介と一緒に立向居のいる陽花戸中と決勝をついこの間戦った。
立向居の魔王・ザ・ハンドを破るのはなかなか難しかったけど……なんとか後半ギリギリで点を取って本選に行けるようになったというわけだ。
イタリアに行く前に大海原中を大特訓しておいて正解だったな〜。
「私がいなくても大丈夫〜？」
「任せておけって！」
「イタリアに行ってもFFの配信は見れるんだろう？見ていてくれよ」
「分かった！それじゃあ……」
私が踵を返して搭乗ゲートへ向かおうとした時、二人が止めた。
「んっん！ここでサプライズだぜ！ほら、これ！」
「え、なにこれ……？」
渡されたのは、一つの紙袋だった。
中身を開けると、それはイナズマジャパンのジャージだった。
46番のユニフォームは確かにもらったけど……ジャージももらえるとは。
「『日本代表』として、イタリア留学、楽しんで強くなって来いよ！」
「！……うん！ありがとう二人とも。いってきます！」
改めて私は歩き出す。
自分の未来のために、自分のサッカーのために。
日本代表として……胸を張っていこう。
「待ってろイタリア……待ってろ世界！！」
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机田(トラさん)(プロフ) - bizyuさん» コメントありがとうございます！楽しんで読んでいただいて何よりです！続編まで読み直していただけるとは嬉しいです！また続編でもよろしくお願いいたします！ (12月30日 21時) (
レス) id: 8b84652de6 (このIDを非表示/違反報告)
bizyu(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！１読者として楽しく読ませていただきました！続編までもう一度読み直して来ます｡◕‿◕｡ (12月28日 21時) (レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
トラさん(プロフ) - パティあすさん» コメントありがとうございます！毎日たくさん更新してよかったです！続編はもう少し先にはなりますが、気長に待っていただければと思います！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: a7a65d978c (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - 世界編完結おめでとうございます！毎日楽しく読ませていただいていました！続編も楽しみに待ってます！ (12月20日 19時) (レス) @page44 id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ポッキー - ありがとうございました。楽しみにしています。頑張ってください。 (12月13日 14時) (レス) id: 5224796705 (このIDを非表示/違反報告)
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