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四十一話 ページ11

「旅人、「神が去った城」をその身で感じた後、璃月という「神のいる地」を訪れ、お前はどう感じた?」

「モンドの雰囲気の方が好き。」

「ふふっ。」


鍾離殿の質問に間を入れず回答した空が少し面白くて笑ってしまった。
いやだって、鍾離殿も鍾離殿で、まるでこの国は気に入ってもらえたかな、って聞いてるようでなんだか可愛かったんだもの。
速攻で断言されてたけど。

「なるほど…お前はそういう種類の旅人か。それも悪くない。
しかし、「神のいる地」には3700年の歴史がある、お前はまだ全てを経験したわけでは無いのかもしれない。」

「ぶふっ!………すいません。」

さっきから吹き出して笑う私に鍾離殿も空もパイモンも疑問符ばかりだ。
ごめんなさい鍾離殿。この国だっていいところはあるよって言ってるみたいでなんか面白くて…。






「璃月は七国で最も繁栄している国であり、神の鎮座や七星の統治がある。それゆえ「ファデュイ」の外交手段の多くは璃月で通用しない。
七星の一人である凝光は、常にファデュイを警戒している。おそらく、これこそ「公子」が「往生堂」の力を借りた理由かもしれないな。」

「結局、公子もただの外交官。璃月の中では下手を打てないからこうやって現地の人を頼ってるってわけだ。」

頼った相手がまさかの岩神、っていうのはちょっと皮肉にも感じるけど。


「うーん…「送仙儀式」は「公子」にとってなんのメリットがあるんだ?」

「それは知らないし、知りたくもない。俺にとって「ファデュイ」はあくまで資金援助をするだけの存在だ。俺の望みは、璃月の伝統が人々に忘れられないことにある。」

「結構ざっくり切り捨てましたね。」


お金目的って。鍾離殿は好きな時にモラを出せるのだし、そんなことは必要ないんじゃ
……あ。そうか。今は凡人だから目の前でモラを出したら大変なのか。

「さあ、行こう。儀式の準備の第一歩は…神に釣り合う最高品質の「夜泊石」を見つけ出すことだ。」

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ノア(プロフ) - まっでまじだ!! (2022年11月13日 9時) (レス) @page33 id: 7cc6cd9634 (このIDを非表示/違反報告)
ぐへへへへ - あばばば好きすぎます!!お体お気をつけてください!続き楽しみにしてます!! (2022年9月14日 1時) (レス) @page32 id: 55d4558f37 (このIDを非表示/違反報告)
gtuysut5843…(プロフ) - 更新楽しみにしてます!お忙しいでしょうが頑張ってください! (2022年9月2日 0時) (レス) @page32 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
rurinigana(プロフ) - すっごい好みなものを見つけてしまった…!夢主ちゃんかっこよすぎる!!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2022年6月22日 11時) (レス) @page32 id: 29637ba3af (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 本当に面白いです!これからも頑張ってください!応援してます! (2022年6月15日 8時) (レス) @page30 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とりまろ。 x他1人 | 作成日時:2021年6月10日 13時

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