Kzが解散して3ヶ月後。私には父親が６人、母親が２人、兄が５人、弟が４人できました。 (ページ6)

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家族なんかどうでもいいページ6

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「なんで？」

「あっ、えっと....み、みんな心配してるんだ、ぼ、僕はこれから家にいくよ。」

「あそこは貴方の家ではないでしょう？」

たった3日しか一緒に住まなかった

皆は、いや、親は、子供の気持ちなんて考えもせず

《思っていたのと違った》

《貴方との相性が合わない》

そんな理由で消えてく

いまさら父親面で立たれても、

｢何様なの？｣

辛辣な言葉しか出てこない

家族(・・)に対して優しさを出すことができない。

「そのサンダルも捨てておいてください。」

そう言って私は歩き出す

枝がパシパシと打ち付けられる

自分の足がアスファルトのせいでチクチクしている

打ち付けられる枝の痛みは私の心と一緒

少しずつアスファルトで剥けていく足の皮

痛覚すら無くなってきた

太陽は頂点を超えていて、もうそろそろ沈み始める

気づいたら浜田中学の近くにいた

何時間歩いたのかな

そんな事を考えているとバスケ部が走り込みを学校の周りで行っている

なんて言ってるか聞き取れない独特の掛け声

その列に翼はいなかった

まぁ、いいや

最後の挨拶をしようと思ったけれど、それすらめんどくさくなった

そういう気分になった

その時パキッと枝が折れた

何度も打ち付けてどんどん削れて短くなった枝をその辺に捨て、歩き出す

もう既に足の裏は血だらけ

歩くのすら億劫になってきた

どうしようかな、公園で寝ようかな

でも眠くないや

考えることをとうの昔に放棄していた

あんなに頑張った勉強も、外に出ればなんの役にも立たない

kzという小さな王国(世界)で暮らしてたけれど、その小さな王国(世界)でしか勉強は通用しないのだ。

なんのために頑張ったのか、それすらも虚しい

もう全部全部捨てちゃいたい

すると横からトラックが走ってくるのが見えた

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あーあ、飛び込んじゃおうかな

そういう気分なの