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神谷快心流神谷道場。
明治時代初期から続く、「人を活かす剣」である活人剣を理念とする。
その道場は、現在の5代目に当たる私の母親まで続き、新橋周辺に住む子供たちから人気を博しており、門下生は約20人。
出来たばかりのころは、門下生1人というとんでもない記録を残している。
その20人の門下生を支えるのは、私の母親と臨時師範の弟の剣路と弥彦兄。
臨時師範というもの、実は母親が3人目を妊娠中。
しかも今日予定日で、昨夜産気づいて入院中。
弟は、ここの元門下生で、中学の時に免許皆伝をし、師範代の籍についている。
父親も、一応剣道有段者で、5段の実績持ち(母親は3段)だが、道場経営からは身を引いている。(剣路によく狙われてるけど)
父親は、違う流派で、飛天御剣流の免許皆伝。
京都の山奥に修行場を持ち、そこの師範は父親の育ての親。
その人とは会ったことがないが、大変変わり者だと聞いている。
そんな家庭に育ちつつも、私は生まれてから剣道はかじり程度。
中学の時から弓道部で、全国制覇も中三で個人でしてる。
運動神経は父親譲りといったところだ。
で、今日はお互い高校の入学式。
教科書が配られるので大きめのバッグを折りたたんでスクバに詰める。
剣路「茜華、」
茜華「あ、やっときた。遅いよ、入学式まで遅刻する気?」
と、軽く小突くと悪い悪いと笑う剣路。
ほんと顔がお父さんそっくり・・・
剣路「?何見てんだよ」
茜華「いやべっつにー?」
剣路「なんだよそれw」
お父さんに似てるっていうと怒るのよねこの子

久我山駅。
今日からここが私の最寄り駅。
駅から歩いて10分、学校の正門につく。
既に今日から同期生になる国籍様々な生徒が大人数いる。
?「茜ちゃん!」
あっちから走ってくるおかっぱの女の子。
幼馴染の桜だ。
茜華「桜―!ごめん、剣路が全然起きなくって」
桜「いいのいいの!それよりね、ね!」
菊「私たち三人、また同じクラスですよ」
茜華「えーまた!?w」
そう、私たち3人(剣路含めて四人)義務教育から10年間ずっと同じクラス。
菊「また、よろしくお願いしますね」
茜華「こちらこそー」

入学式が終わって、放課後。
今年から出来た学校だから生徒は私達だけ。
部活も自分達で作る。
日本人は私入れて3人だけ。
流石多宗教系。
キンコンッ
先に入学式が終わった剣路からのLINE。
剣路母ちゃん、そろそろ生まれるって
茜華「ごめん、先帰る」
桜「あ、うんバイバイまた明日ね」
急がねば

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作者名:μ | 作成日時:2016年3月12日 0時

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