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結果 ページ20



結果は介さんが一位を取った。

途中で段々とペースをあげていく介さんに粘っていた春市君。けれど、差はどんどんとついていく。

息切れをしている春市君とは違って介さんはまだまだ走れそうだ。……体力お化けかよ、介さん。


「俺に勝とうなんて100年早いよ」

「次、は、負け、ない」


息切れをしている春市君はとてもきつそうだけど、介さんを尊敬しているような目で見ていた。


「(やっぱり兄貴は凄い…!!)」


春市君は介さんを尊敬しているんだなぁ。その気持ちはよく分かる。私も兄貴を尊敬してるし。兄貴は凄いからね!キャプテンもやってるし、文武両道も出来てる。尊敬の限りだよ!


「春っち!惜しかったな!」

「うん、栄純君もね」

「き、傷口を煽らないでくれ…!」


「ははっ」と笑っている春市君はとても楽しそうな顔だった。栄純君はまた降谷君と揉めているようで何か言い合っていた。

バチっと春市君と目が合う。春市君は駆け足で私の所へと来た。


「凄かったよ、春市君」

「ありがとう。結城さんのも見てたよ。二種目とも一位おめでとう」

「ありがとう」


二人で褒めあい、照れ合う。春市君になんか褒められるとむず痒い。


「「(初なリア充かよ)」」


勿論そんな私達を見て、純達がそんな事を思っているなんて知らない。って言うか知ってた方が恐いよね!

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作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月2日 20時

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