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第七十一話 ページ29

Aside

晴太「か、母ちゃん」

日輪「いいのかい?血も繋がってないのに、こんな女を母ちゃんって呼んでも」

晴太「かあ、ちゃん」

日輪「いいのかい?今までのあんたになにもしてやれなかった私を母ちゃんなんて呼んでも」

晴太「母ちゃん」

日輪「いいのかい?私なんかがあんたの母ちゃんになっても」

二人の声はだんだん震えてくる

晴太「母ちゃぁぁぁん!」

日輪「晴太ぁぁぁ!」

そう叫びながらぐちゃぐちゃに泣いている顔で抱き合う

『このままいい話ですめばねぇ』

神威「あれは、あのときいた、へぇー、生きてたんだ」

鳳仙「そうか、貴様がわっぱの雇った浪人、わしの町を好き勝手にやってくれたのは主か」

銀時「好き勝手?冗談よせよ、俺は女の一人も買っちゃいねえよ」

そもそも買える金ないだろ、まぁ怒られるから言わないけど

鳳仙「そうかならばこれから酒宴を用意してやる、血の宴をな」

銀時「過分な心遣いありがたいが、そいつは遠慮するぜ
爺のV字の生え際見ながら酒のんだでもなんも旨かったねえ
こんなところで酒飲んだって、なんにも旨かねえ
確かに、よくまぁこれだけあちこちから別嬪さんを集めてきたもんだよ
だがどんだけ美女を用意しようが、どんだけ美酒を用意しようが、俺はてめえの国で酒は一滴たりとものまねぇ
鎖で繋がれた女から酒なんて注がれてもなんにもうまかねえんだよ
泣きながら酒注がれてもなんにもうまかねえんだよ
ばばあだらけの薄汚ねぇスナックでも、笑って酌してくれんなら俺はそれがいい
悪辣なギャバ嬢がはびこるぼったくりバーでも、皆が笑って酒のめるなら俺はそれがいい
男だらけで酒癖の悪い可愛くない妹がいる宴会でも、皆と笑って酒のめるなら俺はそれがいい」

『あ"?可愛いだろ』

こちとら真選組の唯一の華だぞ

銀時「美女も美酒も、屋根さえもない野原でも、月見て安い酒のめるならそれがいい!
女の涙は、酒の肴にゃ辛すぎらぁ」

刃を鞘から抜く

鳳仙「鎖をたちきりに来たか、この夜王の鎖から日輪を、吉原の女達を解き放ちにきたか」

銀時「そんな大層なもんじゃねぇ、俺はただ酒が飲みてぇだけだ
天下の花魁様に立派な笑顔つきで酌してもらいてぇだけでな」

神威「こりぁ、面白い、たかだか酒一杯のために夜王に喧嘩を売るとは
地球にもなかなか面白いやつがいるもんだね、ねぇ、鳳仙の旦那」

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坂威瑠衣(プロフ) - 怜斗さん» コメント有難うございます!そう言っていただけると凄く嬉しいです (2018年8月28日 11時) (レス) id: 3a67c0c35e (このIDを非表示/違反報告)
怜斗 - 面白いです!!はやく続きがよみたいです! (2018年8月19日 12時) (レス) id: 62ec5422b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:坂威瑠衣 | 作成日時:2018年8月7日 5時

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