飼いビトに手を差し伸べたのは…【月山習】

特訓2 ページ21

A「カネキお兄ちゃん、本気でいいんだよね？」


ビルの屋上での特訓。まず最初の相手はAからだ。



カネキ「もちろん。」



A「カネキお兄ちゃん死んじゃうかもよ？」



月山「NoooooNNNN！！A…もしカネキくんを殺したら僕が許さないぞ！」



声を荒げて言うと、カネキに睨まれた。



カネキ「月山さん、僕もそんなにヤワじゃないですよ。Aちゃんも、殺す気できていいから。」




Aは、分かったというとすぐさま臨戦態勢にはいった。



A「はぁっ！！」



先制を仕掛けたのは、A。見かけによらず二本の赫子を器用に使いこなす。



カネキもそれに応戦する。4本の鱗赫の赫子を使って…



A「カネキお兄ちゃんズルい！赫子が4本もあるよ！！」



月山「キミはまだいいだろう…僕は1本の剣だというのに。」



カネキ「無駄口を叩いてると、怪我をするよAちゃん！！」




カネキの赫子が目の前まで迫っていた。
一体どう避けるのだろうか…



食い入るように見ていると、


A「フンッ！！」



アレは…



イナ◯ウアー！？


そういえば、フィギュアスケートを見て「これやりたい！」なんて言っていたきがする。



A「…からのー、トリプルアクセル！！」


なんて空中で3回転をする。




カネキ「ハハハッ！Aちゃんスゴイね！」



A「テレビでやってたの見て、わたしにもできそうだったからやってみたのー！」



カネキの顔にも久しぶりに笑みが溢れていた。




Aには完全模倣の素質があるのではないかと、自分は少し期待をする。





カネキ「ここら辺にしておきますか…月山さん。お願いします。」



月山「もちろんだ。A…交代だよ」




そう言うと不服そうに、自分と交代をした。



月山「悪いがカネキくん…ジェントリーに振る舞える自信がないのだが？」



カネキ「もちろんです。本気で来てください。」



そんなカネキに気が昂り、落ち着くことができない。




月山「Calmato...Calmato.....カルマァァト僕ゥ！！」







To be continue...

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