検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:66,193 hit

44 ページ44






「藤ヶ谷さんの家すごかったね。さすが社長さんって感じ!」

「そうだな」




藤ヶ谷さんの家を出て、みっくんが運転する車で家へと向かっている





「そういえばね、パーティーで食べたドライフルーツのパウンドケーキが美味しくて、私も作ってみようかなって思って……」


「へー…」




さっきからずっとみっくんの返事が冷たい気がする。

私が話しかけても上の空っていうか…




「ね、みっくん。ちゅーしよっか」

「んー…」




ほら。いつもなら意地悪してきそうなのにスルーだよ?



「もう!みっくん!!」

「え、な、なに?」




突然大声を出した私に流石にびっくりしたらしい




「さっきからちゃんと話聞いてる!?」

「聞いてるよ」

「じゃあ、今さっき私はなんて言ってた?」

「……焼肉食べたい……?」

「んなこと言ってない!!」



……でも焼肉食べたくなってきちゃったじゃない←




「じゃあなに?」

「もういい!」



ぷいって窓の外を見るとはぁ…ってため息をつくみっくん

私って、いつからこんなめんどくさい女になっちゃったんだろ。







































「「……」」




とうとうお互い無言のまま家についてしまった。



車から降りてスタスタと家に入るみっくんの後ろ姿を見て、悲しくなる。













「……なに?」



気づいたら私は追いかけてその背中に抱きついていた



「ごめんね…?話聞いてなかっただけで拗ねたりして…」




ドクンドクンと心臓が波打つ




「俺もごめんな。色々考え事してて話聞いてなくて」



振り返ったみっくんはいつものように優しく微笑んでくれた



「うぅ〜…ごめんねぇ…」



ぎゅーっと抱きつくと優しく頭をぽんぽんしてくれる。


そしてゆっくり顔をあげるとどちらからともなくキスをした











「ん…みっく…//」



深くなるキスに合わせてみっくんが私の服を脱がそうとして……

と思ったら突然みっくんがバッと離れた




「え…?」



ポカンとしている私と気まずそうな顔をするみっくん



「ごめん。」




そう言ってあの和室に入ってしまった













え、どゆこと?


何がごめんなの?なんで途中でやめたの?


私の頭の中ははてなマークだらけだ。















「こんなの生殺しじゃんか…」




なんて私の声は届くはずもなく、大人しくご飯を作り始めることにした

45 北山side→←43 北山side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (80 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
261人がお気に入り
設定タグ:キスマイ , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。