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『優愛ちゃんこの前のタルト美味しかったわ!』
『これうちのカボチャなの!?こんな美味しいお菓子になるなんて…』
『この栗のモンブランください!』
「はーい!ありがとうございます!」
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あれから1週間後、私は今日もお店に売りに来た
この1週間、寝る暇も惜しんでお客さんたちから貰った野菜や果物で作れるお菓子を研究して、昨日やっと何品か作り上げたところだ。
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「優愛ちゃんすごいね。こんなに沢山新作を作るなんて…大変だったでしょ」
今日は日葵さんもお手伝いしてくれている
「いえ、作り始めたら楽しくて止まらなくなっちゃって」
「ふふ、さすがね」
ちょっぴり体がしんどいけど、お客さんたちが嬉しそうに買っていくのを見るとそれもぴゅーんって吹き飛んじゃう
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「おねーさん。これください」
「あ、はーい…って玉ちゃん!?」
顔を上げると玉ちゃんと宮田さんが立っていた
「んふ、びっくりした?」
「びっくりしますよ!まさか来るなんて思いませんもん」
「優愛ちゃんの保護者から最近忙しそうだったから倒れてないか様子を見にいってくれって頼まれてさ。」
「保護者……?」
「自分は今日作品を書かなきゃいけないから行けないんだって。ほんっと人使い荒いよね〜」
みっくんだ。
今日出てくるときはそんな素振りまったく見せなかったのに。
……こういうとこ、ほんとにずるい。
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「俺らも手伝うよ。どうせ暇だし」
「え、いいんですか!?」
「うん。ほら宮田、働け」
「たまのためなら全力でやらせていただきます!!」
お〜い。日葵さんがめちゃくちゃ睨んでるよ〜
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そんなこんなで3人に手伝ってもらうことになった。
……なんか毎回誰かしらに手伝ってもらってる気がする
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『あら、イケメンな子ね♪おすすめはどれかしら?』
「このスイートポテトなんていかがですか?美味しいですよ♪」
『ほんと〜?じゃあこれを5個ちょうだい♡」
玉ちゃんはキラキラした可愛らしい笑顔で次々と奥様方を虜にして売りまくっている
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「そこの綺麗なお姉さん、このシフォンケーキ買っていってくださいよ〜」
『ふふ、お上手ね。じゃあ買っていこうかな♪』
「あざーす!」
宮田さんもその明るいキャラでどんどん売っている
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私と日葵さんはそれを見て顔を見合わせて笑った
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Luna(プロフ) - ななこさん» そう言っていただけて嬉しいです(´;ω;`)続き、頑張って書いていきますね(^^♪ (2021年1月15日 9時) (レス) id: d265409c6e (このIDを非表示/違反報告)
ななこ(プロフ) - 読んでてすごく楽しいです!続きも楽しみにしています♪ (2021年1月14日 21時) (レス) id: 6f285e02f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Luna | 作成日時:2020年12月28日 12時