*126話 真っすぐな… ページ36
マ「A…あのときはまだチェーニだったけど…こう言ったでしょ?"我には我の意思がある。我には我の考えがある。我は自分の意思に従って動く"って」
わざわざチェーニの口調と声をまねするマフィンに、律儀だなぁと変なところで感心してしまった
・・・あんまり似てないけど
ド「マフィン、Aちゃんのまねっこ、下手くそだね」
一瞬、"それ、私も思った"と、声に出しそうになり、慌てて飲み込む
マ「う、うるさい!余計なお世話よ!!」
絶対こう言われると思ったから
ル「あんたたち、のん気すぎ…」
マ「と、とにかく!それは私達も一緒なの。私達は私達のやりたいようにやらせてもらうわ。たとえAがそれを拒んだとしてもね。・・・私は、私達は、Aと一緒にいたいのよ」
貴「っ!」
マ「Aが、私達と一緒にいたくなくても、無理やりにでも一緒にいるんだから…!」
マフィンのあまりにも真っ直ぐな目に見つめられ、私は目をそらさずにはいられなかった
そらした先で私の目に映るのは、真っ青な澄み切った空
・・・今の私の心とは正反対だ…
私はマフィンから目をそらしたまま、言葉を綴る
できるだけ、冷たい声色で…
貴「・・・そう…。でも…やっぱり私は…みんなと一緒になんていたくないよ…」
マ「だったら…!だったらなんで…そんなに泣きそうな顔してるのよ!だったらなんで…そうやって…ずっとずっと、目をそらしてるのよ…!」
貴「」
5『』
マフィンの瞳から、ぽたぽたと涙がこぼれおちた
今の私には、マフィンの涙をぬぐってあげることすらできない…
その事実が、さらに私の心を締め付ける
ハ「さっきからぺちゃくちゃぺちゃくちゃと…うるさいんだよ!!」
ハデーニャさんの拳が、一番手前にいたドリームに向かって振り下ろされた
貴「っ!?ドリーム!!」
でも、それがドリームに当たることはなかった
ドリームは驚くべきスピードでハデーニャさんの方へ振り返り、拳を腕で受け止めたから
ハ「何!?」
ド「うるさいのはそっちでしょ!?私達は今、Aちゃんと喋ってるの!静かにしててよ!!!」
は「あぁ!?」
いやいやいやいや…
ドリーム…目の前にいるの敵だからね…?
ちょ、そのことちゃんと分かってる…?
ド「Aちゃんをこんなに傷つけて…私は絶対に許さないんだから!!」
貴「」
ハ「そんなのアタシの知ったこっちゃないんだよ!!」
ですよねぇ…
喋らなかったの、私だもん
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桜月 - ありがとうございます!楽しんでいただけているなんて、すごく嬉しいです!学校…あぁ…夏休みの宿題がぁ…。こほん!私も5にみんなに元気をもらってます(笑)本当にありがとうございます!これからも頑張ります! (2019年7月26日 8時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 桜月さん初めまして!毎回楽しく見ています!5のみんなからいつも勇気や元気をもらいます!これからも頑張ってください!自分もこの小説見て学校頑張ります!! (2019年7月25日 6時) (レス) id: 30d442498d (このIDを非表示/違反報告)
桜月 - アリサさん» 嬉しいです…!ありがとうございます!これからも頑張ります!本当にありがとうございます!どれだけありがとうございますって言っても足りないくらい嬉しいです!(笑) (2019年7月1日 21時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 凄く凄く面白いです!元気を貰ってます!更新大変だと思いますが頑張ってください! (2019年6月30日 22時) (レス) id: 79d6df86c0 (このIDを非表示/違反報告)
桜月 - まなさん» のぞみも可愛いですよね(笑)のぞみママの看病の回では、頑張るのぞみにめちゃくちゃ癒されました(´∀`*)応援ありがとうございます!すごく嬉しいです。 (2019年6月24日 21時) (レス) id: bf4928b3fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜月 | 作成日時:2019年6月15日 23時