優しさ届ける広い空！３

＊１３７話　帰ろう ページ46

貴「ん？私、やっぱりみんなが大好きだなって思って」

５『!!』

一緒にいられるだけで、すごく楽しくて…

嬉しさが心の底から湧き上がってくる

嬉しすぎて頬がついついゆるんじゃうのは仕方のないことだと思う

貴「て、あれ？みんな？どうしたの？」

の「きゅ、急にそういうこと言っちゃうって…」

り「Aだから無意識なんだろうけど…」

う「ちょっとずるいです」

こ「そこが可愛いところでもあるんだけど」

か「もうちょっと…こう…ねぇ？」

もうちょっと？何だろう…

貴「何のことですか？」

マ「Aは気にしなくていいわよ。そのままでいいの」

う〜ん？

貴「あ…！もしかして、Aが可愛すぎてみんなきゅんとしちゃった？ふふん！私は可愛いもんね〜えっへっへ〜」

普段なら絶対言わないことをふざけて言ってみた

の「・・・そうだよ？」

貴「へ？」

マ「たぶんAにいつもみんなきゅんきゅんしてるわよ」

貴「へ？」

みんな何言ってるの…？

貴「大丈夫？」

り「何が？」

貴「・・・冗談…だよね？」

り「んなわけないでしょ」

りんはさも当然と言うようにさらりと答える

貴「」

顔が熱くなるのを感じた

の「あはは、Aちゃん、自分で言いだしたことなのに顔赤くなってる」

だってまさか肯定されるなんて思わないじゃん

貴「・・・うん。みんな、眼科と精神科と脳外科にいｋ」

か「やめなさい。・・・この前も言ったでしょう…」

言われましたけど

か「増えてるし…」

貴「アハハ…」

か「笑ってごまかさないの」

貴「・・・あい。すみませんです」

かれんさんは今日もつっこみが冴えていらっしゃる…

さすが…のぞみとは違う

の「なんか誰かにバカにされた気がする…」

いや怖い怖い

り「気のせいじゃないの？」

の「そうかなぁ…」

貴「う、うんうん！気のせいだよきっと」

のぞみ、つっこまずにボケにのっかってくるんだもん…

の「そっか…。うん、そうかも」

マ「なんかA焦ってない？」

貴「そ、そんなことないない」

マフィンも変なところで鋭くならないで

貴「ほ、ほら…！みんな、ナッツハウスに帰ろう…！」

５『っ!』

の「そう、だね。一緒に帰ろう！」

のぞみはナッツハウスに向かってタッと駆けだした

の「ナッツハウスまでかけっこね！びりはみんなにお菓子を奢ること！けって〜い！」

り「な！待ちなさい！」

う「ずるいですよ！」

か「こどもなんだから…」

こ「ふふ、かれんも行きましょう」

＊１３８話　大好き、ありがとう、よろしくね→←＊１３６話　ギュッ！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す