第百七夜 ページ10
「リナリー！」
アレンがリナリーを追うようにその星の中へ手を突っ込んだ。その瞬間アレンの体はどんどんと吸い込まれていった
「アレン！」
私はアレンに続くようにしてそこへ手を伸ばした
ーーーーーー
「「うわぁぁぁぁ！！」｣
私達はどこかの地面に落ちた。
「おっもい！！どけラビｨｨ！」
思いっきりラビの体を蹴飛ばした
「いっ…てえええさ！？何すんだよ！！」
「お前が乗っかるからだろおぉおが！！」
「落ち着いてくださいっす2人とも！」
「なんだこの町は」
「ここ方舟の中ですよ」
「えぇ！？」
「何でんな所にいるんだよ」
「知りませんよ」
「喧嘩は良くないである…」
私は2人の間に入り思いっきり回し蹴りをした
「いったいじゃないですかA！？」
「こんのくそアマ！何しやが((ｶﾞｼ「うるせぇんだよ。喧嘩すんな」ﾁｯ」
「こ…こわいっすエクソシスト様」
神田の胸ぐらを離すと同じタイミングでラビが何かを見つけた
「お…おお！リナリーの下に変なカボチャがいるさ！？」
「((ﾊｯ ど、どけレロくそエクソシスト！」
「喋ったぁ！？」
私とアレンと神田の目が光ったと思ったら私達はそれぞれの武器をそのカボチャの首根っこに当てていた
「「「お前の仕業か？」」｣
「アァァァァァァァァァァ！」
「スパンといきたくなかったらここから出せオラ」
「出口はどこですか？」
「教えないなら切るぞ」
「で…出口はないレロ…レロ！？」
カボチャがなにかに驚いたと思ったら目と口が光だしそこから伯爵の声が響いた
「舟は先程長年の役目を終えて停止しまタ♡ごくろうさまですレロ♡出航ですエクソシスト諸君！」
今度は口と目から風船が出てきたと思ったら伯爵の形となり空へと飛んでいった
「お前達はこれよりこの舟と共に黄泉へ渡航いたしまぁぁぁース♡」
「危ないですヨ♡
「どういうつもりだ！？」
「この舟は間もなく次元の狭間に吸収されてしまいます。お前達の科学レベルでわかりやすく言うと後3時間。それがお前達がこの世界に存在していられる時間デス♡」
「可愛いお嬢さん♡良い仲間を持ちましたネこんなにいっぱい来てくれて。皆が君と一緒に死んでくれるから寂しくありませんネ♡｣
「伯爵…！」
「大丈夫…誰も悲しい思いをしないよう君がいなくなった世界の者達の涙も止めてあげますカラネ♡」
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作者名：ルル☆赤髪LOVE | 作成日時：2018年6月1日 14時
