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第百二十二夜 ページ25

隣にいたチャオジーが置いてあったナイフに手を伸ばしたがロードにバレていると分かって伸ばす手を握りしめていた

(それが妥当の判断ね…エクソシストではないチャオジーがノアに勝てるわけがない…)

「話したい事ってなんですかティキ・ミック卿
それとも…手癖の悪い流れものさん?」

「そーツンツンすんなよ少年。ノアをパンツ一丁にしたエクソシストなんて少年が初めてだぜ?俺らって縁があると思わん?」

「別に!カードでパンツ一丁にした人なんていっぱいいますから」

「((ギクリ おぉ黒い発言!ほんと15歳?」

「この左腕(イノセンス)の事ですか?」

「実は結構衝撃だったんだよねぇ?確かに壊したはずなんだけどなぁ」

「壊せてなかったんでしょ?ここにあるんだから」

「おお!イノセンスに興味出てきたァ?ティッキー」

「ちょっと出てきた…じゃさ少年、ティーズに心臓を喰われても生きてたのはその左腕のせいなわけが か?」

「心臓を喰われて…って」

「「アレン!?!?/アレンくん!?!?」」

「心臓って聞いてねぇぞアレン!お前そんな傷おってんのか!?!?」

私達がアレンに問い詰めるとアレンは目線を少し外したがすぐにこちらを向き説明し始めた

「イノセンスの一部が心臓になってくれてます!問題ありませんよ」

イノセンスの一部が心臓に!?それは…適合者を救ったって事?リナリーだけではなくアレンも…
異例が2人も…これは一体どういう事なんだ?…
先代どうおも…先代?

『((ブツブツ』

ん?何言ってるか分からない…まあ後で聞くか…

「ロード…そろそろ少年から離れてくんない?」

「ええ!?!?愛してるのにぃぃ!」

「あ…あのぉ」

「ロードたま!?」

「こらこらエクソシストとノアの恋は実らないぞ?」

「((ズキッ」

え、何今の…一瞬胸が…

私は胸を抑えたがその痛みはすぐに引いた
それをロードが悲しそうな顔で見ているとも知らずに…

「俺ねえ千年公の終焉のシナリオっての?遊び半分で参加してたんだけどさ?やっぱ悪はそうでなくっちゃなぁ。うん 少年のおかげでちょっと自覚出てきた…((フゥー退治?本気でやんねぇとなってのが分かったわ」

どこからか現れた蝶がリナリーの肩に止まりそうになったその時…一瞬だった
アレンの爪が蝶を刺していた

「ティキ・ミック…僕もひと言っときたいんですが…これ以上僕の仲間に手を掛けたら僕はあなたを殺 してしまうかもしれない!」

第百二十三夜 ※→←第百二十一夜



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作者名:ルル☆赤髪LOVE | 作成日時:2018年6月1日 14時

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