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第百二十夜 ページ23

リナリーはアレンの手に捕まりながら階段を登っていた

本当に…大丈夫かな…2人とも…
ちゃんと…帰ってくるよね…

そんな事を思いながら階段を登っていると前にいたリナリーが口を開きこう言った

「頑張らなきゃ」

「ん?」

「え…あ口に出しちゃった!」

「やっぱり足 無理してるでしょ?」

「違うの!考え事!教団に帰ったらすぐ鍛錬し直さなきゃって!」

「うひー!リナリー何真面目な事考えてるさ〜?!帰ったら俺寝る!寝ますよそんなぁ!くたくただもん!」

「寝ても良いよ?ただ鍛錬も大事かなって」

「ダメだな〜リナリー。もっと色気あること言わんと恋人できねえさ!」

「んん((怒」

アレンが蹴るのと同じタイミングで私も蹴った

「ラビに関係ないでしょ!?」

「失礼ですよラビ!」

「レディーに向かって失礼だ!」

「いてえさ!!か…関係はねえけどさ」

ラビを見ると顔が赤かった

「ほー、コムイに言ってやr((「ちょ!?何言ってるさ!?」はふって(だって)」

私はラビの腕をどかしてから少し身だしなみを整えた

「そ…それでアレンは?」

「はい?」

「い…いやあ帰ったら何すんのさ」

「僕ですか?無論…食べます!ジェリーさんのありとあらゆる料理を全部!!」

「あー…やっぱり」

「た…大変」

「んでAは?」

「ん?あー…とりあえず休んでから鍛錬だな」

「お前もか!?」

「うるせ」

「ぐふっ…ふふふ」

「「ん?」」

「あ…す…すいませんす!なんか今のエクソシスト様達見てたら俺らと同じ普通の人みたいで…神の使徒様なんていうから全然ないと思ってたっす…冗談言って笑ったりとか…その…恐怖とか。そういうの…ないのかと…へへ」

「僕らも普通の人と同じです。怖さを感じる時はあります。でもだからこそ不安な時は楽しい事を考えるんです。元気が出ます。大丈夫」

「うん((コクッ」

「かァァー!こんな時に呑気レロねぇ!そんな叶いもしない事考えたって無駄だレロ!」

「そんなことないよレロ」

「レロ?」

「僕が…ホームで一番したい事は皆でコムイさん達に“ただいま”を言うことです。どんなに希望が薄くったって何も確かなものがなくったって僕は絶対諦めない」

(眩しいくらい思いが強えなアレン…お前はその道化のイノセンスと一緒に何を背負ってきた?
まるで光のようで…消えてしまいそうさ…)

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作者名:ルル☆赤髪LOVE | 作成日時:2018年6月1日 14時

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