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第二十八夜 ページ30

食人花の蔦に絡まれ身動きができない私を見たアレンが銃で蔦を撃ってくれ私は地面へと落ちた

「いっ…!」

「ごめんなさいA!」

「大丈夫!それよりラビが!」

食人花に捕まったラビを見てイノセンスを発動させた私は食人花を蹴りながらラビに近づいた

「ラビ!ラビったら!起きてください!」

「ラビ!起きろ!」

アレンの銃でラビを掴んでいた食人花の蔦がきれラビは地面におちた

「ラビ!ラビ!起きろ!」

「んっ」

「ちょっと何してるの!?」

ラビを起こしているとどこからか女の人の声が聞こえそちらをむいた

「この子達はアレイスター様の大事な花なのよ?」

「はっ!」

その声にアレンとラビが気づき今まで眠っていたはずのラビが目を覚まし女の方をみて動きが止まった

「まさか…こいつ」

ラビから撃ち抜かれる音が聞こえ、ため息をついた

「まーた始まったよこいつ…」

「ん?何か熱い視線を感じる…あら?」

「ストライーーーク!」

「あら…んふ♡」

「うひょー!!」

ラビはふらふらしながら完璧さーモロタイプさーと言いながら女の方に近づいて行った
後ろでアレンがラビの事を呼んでいるけどまったく気づいていないみたいだ…

「まったく…ほっとけば良かったあいつのことなんて…」

「んふふ。可愛い子ね。どう?私の愛人になる?」

「まーじ!?!うん×2!」

バカラビをアレンはイノセンスで握りつぶした

「何するんさー!!」

「何あんなのに興奮してんですか…今僕らは喰われかけてるんですよ!!」

「へっ、やっぱ餓鬼だなアレン」

「よし。アレンもっと強く握れ」

「分かりました」

「え、ちょ痛い!痛いさ!」

「あんなのですって!?ん?」

女は私達の服を見て顔つきが変わった

「私はアレイスター様の助手。エリアーデよ。あんた達一体ここに何しに来たわけ?」

「吸血鬼退治さー」

「男爵に連れ去らわれた村人を探しているんです」

「そういう事だから教えておばさん」

「おば!!…まあいいわ。これなんだと思う?」

エリアーデは私達に見せびらかすかのように棺を持ち上げた

「はぁ?」

「棺桶!?」

「外れ。問題はその中身よ。欲しいなら…あげるわ!」

棺が落ちて来る時一瞬中身が見えた…そう中身は

「「フランツさん!」」

私達は急いで棺に向かったが食人花が出てきて棺ごと食べてしまった。食人花が急に光だし私達は慌てた。

「なんかやば!」

「逃げなきゃ!」

逃げ出した瞬間食人花は爆発した。

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作者名:ルル☆赤髪LOVE | 作成日時:2018年4月3日 1時

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