第十三夜 ページ15
ラビside
ティアが俺の頭に乗りながらぺちぺちと頭を叩いてるのはほっておいて俺はじじいとAと喋った。
「して、A嬢は何用でここに来たのだ?」
「コムイに至急巻き戻しの街に来て欲しいって言われて来たの」
巻き戻しの街…確か新しく入団したなんだっけなあ…うーんと
「アレン…アレン・ウォーカーとリナリーに何かあったんですか?」
あ、そう!アレン・ウォーカーだったさ!すっかり忘れてたさ
Aをみると震えていた。
「大丈夫さA!『時の破壊者』と予言されたやつだろ?そう簡単には死 なないさ!」
「…そうだね…ってえ、何その予言!?」
「うわっ!急に立ち上がるなさA!」
「ご、ごめん」
それからAはじじいからアレン・ウォーカーの予言を聞きそれから巻き戻しの街に着くまで一言も喋らなかった。
ティアも俺の頭から離れAの周りをくるくると回っていた。
アレン・ウォーカー…『時の破壊者』
こいつにとってアレン・ウォーカーっていうやつはそんなに大切なやつなんさ?なんでそんな顔をするんさA…いつもみたいにへらへらしろy((“ラビ”
“なにさじじい”
“A嬢にも気をつけろ。彼女も予言では『時の破壊者と人生を歩みその運命を終わらせる』と言われているのだからな”
“分かってるさじじい。”
そう分かってる。俺はただの傍観者。今は黒の教団にいるだけだ…感情はいらんさ…なのに…なんでこいつの事を…
Aside
『時の破壊者』…アレンが…
約9年前…私が黒の教団に入団した時
「イノ…センスとのシンクロ…率は80%…だ」
「80%…」
ヘブラスカは私を降ろしこう告げた
「お前は…いずれ…時の破壊者と共に…人生を歩みその運命を終わらせる…だろう」
「その運命を…終わらせる」
ブックマンの話を聞いた時ヘブラスカの予言を思い出した…
そっか…私…ーーーーーーんだ。
約束したのにな…せめて…あいつとの約束を守らなくちゃ…その後なら私は…
「おーいA!着いたさ」
隣に座っていたラビが顔を覗き込んできた。反射でラビを殴ってしまった
「いてーさA!」
「ごめんラビ…((苦笑」
「ほれ、お前達遊んでないで行くぞ」
「え、待ってブックマン!」
「おい荷物!!」
私達は急いで汽車から降りアレン達がいる病院へと向かった
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作者名:ルル☆赤髪LOVE | 作成日時:2018年4月3日 1時